人は、たった数冊の本に、人生の地図を描いてもらうことがある。
まだ輪郭のあいまいだった自分に、芯を与えてくれた言葉。
迷ったとき、何度でもページをめくりたくなる物語。
そんな「わたしを形づくった3冊」を、サンクチュアリ出版のイベント登壇講師が語ります。
それは本の話であり、同時に「わたし」の物語でもあるのです。
目次
語り手:使命開花セラピスト・福田千佳志

こんにちは。使命開花セラピストの福田千佳志(ふくだ・ちかし)と申します。
元々理学療法士としてリハビリの仕事に携わり2000名・26000回以上の施術をしてきましたが、30代半ばでうつ状態となることをきっかけに心の学びが始まり、初めて〝本当はどうしたいのか?〟そんな自分の〝心の声〟を聴く機会を得ました。
その中で【使命を応縁する】という自分の使命(氏名)を見つけ、現在は氏名(使命)鑑定・書家、カウンセラーコーチ、理学療法士/美容整体師、ミセスコンテスト/モデルタレント事務所講師等として使命開花のきっかけを創るための活動をしています。
ここに至るまでに欠かせない源となる3冊をご紹介します。
1冊目 『ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある』西野亮廣 (KADOKAWA)
芸人から絵本作家へ転身した西野亮廣が、世間の嘲笑や批判に晒されながらも夢を追い続けた実体験を綴られています。正解を選ぶのではなく自分が信じる「選んだ道を正解にする」覚悟と、挑戦を重ねることで才能を育てる姿勢に、火がつく感覚となり心の声に従う勇気となりました。映画『えんとつ町のプペル』の背景ともなっている作品です。〝信じ抜くんだ。たとえ一人になっても〟力強い印象的な言葉です。
2冊目 『人生が100倍楽しくなる 名前セラピー』ひすいこたろう・山下弘司 (マイナビ文庫)
「名前セラピー」は、名前の音に宿る“ことだま”を通じて、自分の使命や生きる意味を見つける一冊です。名前は両親からの最初の贈り物であり、人生の羅針盤にもなっている不思議な存在。五十音それぞれに意味と力があり、自分の名前を深く知ることで〝この名前じゃないと自分じゃない〟と確信度が高まり、勇気が湧いて挑戦する源になります。
3冊目 『サイ(口)のものがたり』白川静(平凡社)
「サイのものがたり」は、漢字の成り立ち・起源を神への祈りと結びつき紐解く美しい絵本です。中でも「口」の成り立ちに着目した一冊。「口」は顔のパーツや言葉だけではなく、祝詞を納める神器「サイ」であり、そこから派生する漢字には古代人の精神世界が宿ります。白川静の深い文字学と金子都美絵の幻想的な絵が融合し、漢字の背後にある祈り・呪術・自然への畏敬を鮮やかに描き出しています。文字を通じて、太古の人々の思考と感性に触れる知的で神秘的な旅へと誘う味わい深い一冊です。
私が〝氏名は使命〟であることを確信し、氏名(使命)鑑定を仕事とするきっかけとなったのが【咲】という文字であり、〝サイ(口)〟の存在を知る始まりともなりました。
おわりに
名前の音を聴く度に、名前の文字を見るたびに自分の真ん中の想い、使命(限られた命の時間をどう使いたいか)を想起させるものとなります。ひとりひとり必ず持つ氏名を通して、〝使命〟に気付きそれが実現するための応援とその循環が起こせたら幸せです。
そのきっかけが、心の声に矢印を向けることであり、名前を知ることであり、そして本(先人の智慧)に出逢うことと信じています。
使命開花セラピストとして、出来ること全てを使って応縁させて下さい。
福田千佳志 (ふくだ・ちかし) 使命開花セラピスト、氏名アートセラピスト、書家 縁美-Enbi-、叶癖カウンセラーコーチ、理学療法士/美容整体師、ミセスコンテストウォーキング講師・審査員、モデルタレント事務所メディカルスペシャリスト・講師 その他。1987年生まれ東京育ち。2児の父。医療機関での仕事から、それだけに拘らずハイブリッドに使命の応縁を活動としている。全国に留まらず世界に向けての挑戦も始まった。 ◯Instagram:福田千佳志/応縁書家 縁美-Enbi- https://www.instagram.com/fuku_cocoronoegakibito/ ◯TikTok:書家 縁美-Enbi- https://www.tiktok.com/@.enbi4