私が著者になるまで

伝説の営業マンが明かす、結果を出すための自己管理術とは

#私が著者になるまで

入社3年でNEC営業部のトップに立ったゴンドー優希氏。自分がやらざるを得ない状況を徹底的に作ったことで結果を出した伝説の営業マンです。

その経験をもとにした『実行の鬼 最速で結果を出すためのエクストリーム自己管理術 』では、時間と労力を省き、行動を倍増させる仕組みを解説しています。なぜ徹底した自己管理をするようになったのか。これまでの経緯や、本の出版についての思いをお伺いしました。

この記事は書籍『 実行の鬼 最速で結果を出すためのエクストリーム自己管理術 』の関連コラムです。

徹底した自己管理をするのは本当に大切なことに時間を使うため

聞き手

ゴンドーさんは自己管理をすごく大切にされていて、成果も上げられています。

なかなか大変なことだと思うのですが、なぜここまで徹底するようになったのでしょうか?

ゴンドー優希

本当に大切なことに人生の時間を使っていくことが本質なんじゃないかと思っているからですね。

毎日のルーティンや仕事の管理術をすべて仕組み化してしまえば、労力を使わずにこなしていけますよね。
当たり前のようにそれらのタスクを達成していき、本当に大切なことに100%のリソースを使いたいんです。

聞き手

自動的にこなせるようにするんですね。最初から徹底することを意識していたのですか?

ゴンドー優希

今まですべて思うような結果を得られていたわけではないです。いろいろな苦い経験から、自己管理を徹底しようと思うようになりました。

書籍にも書かせていただいたのですが、一番つらかったのは、営業マンとしてやっていけるのかなというところまで自信をなくしたことですね。

でも、事前準備や具体的にやることを決め、仕組み上において自分がやらざるを得ない状況を作って徹底したら営業でも成果が出始めた。だから、あらためて自己管理を徹底して結果をつくりました。

聞き手

なるほど。仕組みができていれば、やらざるを得ない状況になりますね。

ゴンドー優希

ただ、仕組み化しても、できないことはあります。なので、強制力のある強烈な仕組みをつくることを心がけてきました。

たとえば、自宅マンションの1階に24時間営業のフィットネスジムがあって、毎日絶対に通るわけだから、仕組み的にもバッチリだと思って体力作りのために入会したんですけど、結局1度も行かずに終わりました。

今日は疲れてるから1度家に帰ろうとか、シューズ忘れたから取ってから行こうとか。でもそういうときって、絶対もう行かないんですよ。

聞き手

ゴンドーさんでも、そういうことがあるんですね!

ゴンドー優希

ジムだと行かないということがわかったので、パーソナルトレーナーを専属でつけて、家に来てもらうようにしました。

トレーナーさんがやってきたら帰ってくださいとは言えないので、もうしょうがない。筋トレの時間が始まるわけです。

聞き手

強烈ですね!

ゴンドー優希

今でも、1日24時間をどうやったら自分がだらけずに、自動的に思い通りのスケジュールをこなしていけるのかを工夫しています。

僕らは、どんなに長くても100年しか生きれないというルールの中で、憲法やモラルのようないろいろな決まりや常識に従って生きています。だからそもそも、ルールからは逃れられないんですよ。

どんなにお金持ちであっても時間は平等です。時間を買うためにお金を使っている。なので、少しでも楽して成果を作って、自分の本当に大事な時間を使ってもらうための自己管理を伝えたいと思っています。

パフォーマンスを良くするための事前準備を欠かさない子ども時代

聞き手

子どもの頃から自己管理に前向きだったんですか?

ゴンドー優希

僕は結構テンパりやすい少年だったんです。本番に弱いんですね。

臨機応変さとか、即興で何かするとかはできないと思っていたので、それをカバーするにはどうしたらいいんだろうって小さい頃から考えていました。どう振る舞えばパフォーマンスが良くなるんだろうって。

今の自分の気持ちを3つにまとめてみると、ちょっと落ち着いて行動できるとか、これとこれを意識してやっていこうとか。

聞き手

それを全部独学で考えてたんですか?

ゴンドー優希

全部独学です。

野球をやっていたんですけど、どうせエラーをするなら前に出てエラーしようとか、空気悪くしたくないから必ず笑おうとか。相手のバッターに対しても、傾向を見て確実に対処できる部分を準備しておこうとかいうような工夫をしていました。

それが5つ、6つとなるとテンパってきちゃうので、これだけ意識してこの行動をしようというような準備は昔からしていました。

聞き手

要領のいいタイプだったんでしょうか? それとも、後々自己管理の本を出すなんて信じられないタイプだったとか、自己分析するとどうでしょうか?

ゴンドー優希

どちらかといえば、人からよく見られるほど、そんなに強くもないんだけどなって思ってました。もっとパフォーマンスをよくしなきゃという意味での自己管理だと思います。

自己管理に火をつけた二つのトラウマ

聞き手

もともと、無駄なものは取り除きたいという気持ちは持っていたと思いますが、そこに火がついたのはいつ頃でしたか?

ゴンドー優希

2つあります。

1つは高校野球の県予選で、私のエラーで敗退してしまったこと。

聞き手

痛恨のエラーですね…。

もう1つは何でしょう?

ゴンドー優希

センター試験に失敗したことです。

自分は人より事前準備や管理をしておかないと太刀打ちできないなと。さらに上を目指したいんだったらどうすべきかを、そこから考えるようになりました。

管理の仕方は全部自己流なんですけど、自分がよしと思えるかが重要で、これをやると必ずうまくいくというものが欲しかったんです。今では信念に変わっています。

聞き手

頭ではわかっていても続かないことってあると思うのですが、そこまで鬼気迫るものになったのは、この2つの失敗がトラウマみたいになっていたということですか?

ゴンドー優希

そうですね。野球の失敗に関しては責任を感じていました。夢に出てくるくらい。

でもトラウマも大事かもしれないですね。悪夢のような苦い思い出を自分の中で持ち続けて、自分を律していくってすごく大事だと思うんです。そのことによって改善されていきますから。

本に触れるようになったのは厳しい祖父の影響

聞き手

昔から、本はお好きだったんですか?

ゴンドー優希

好きではありませんでした。作文とかも一度も入賞したことないですね。

ただ、父方の祖父が厳しい方で、本だったら買ってあげると言われてたんです。だから、付録が付いている小学生向けの本を買ってもらって読んでいました。

聞き手

本に親しむきっかけをくれたんですね。

ゴンドー優希

中学校2年生のときに祖父は亡くなってしまったんですけど、最後に買ってくれた本が高校受験の現代文の問題にそのまま出たんです。

おかげで久留米附設という、堀江貴文さんとか孫正義さんとかが行った高校の特進に受かってしまったんです。

聞き手

すごいですね!

ゴンドー優希

もし祖父が生きていたら、僕が著者になったことをめちゃくちゃ喜んでくれたんじゃないかな。それで本に触れていたというのはあるかもしれません。

読み手から書き手へ。思いもよらないチャンスに巡り合う

聞き手

読み手から書き手になりたいという心境の変化はあったんですか?

ゴンドー優希

実はまったくありませんでした。

最初は知り合いの経営者が講師オーディションにでたとき、知り合いに同じ九州出身の人がいて、弟分みたいに可愛がってくれていたんです。

いまだに月1くらいで飲みにいくんですけど、その中で本を書いてみないかと講師オーディションに受かっていた先輩に出版社さんを紹介してもらったんですよね。その流れで僕もそこで書いたというのが、最初のきっかけです。

聞き手

それでトントン拍子に、じゃあ書きましょう、となったんですか?

ゴンドー優希

そうですね。営業の実績があったのと、人前でもよく喋っていたので。あとはコミュニティも持っていたことですね。

営業の経験の話もできるし、喋れるから面白いかもしれませんねということで、ぜひ一度書いてみてくださいとなったのが最初です。

聞き手

自分が書きたいというよりも、流れで書いたという感じでしょうか。

ゴンドー優希

そうですね。これはチャンスだなと思いました。

聞き手

思いもよらないところから話が出てきたという感じだったんですね。
実際に本を書いてみてどうでしたか?

ゴンドー優希

自分の考えとか、大事にしていることを発信するのは楽しいと感じました。

もっと発信していきたいと思って、メンタルの話とか営業の話とか、2冊目、3冊目と続いていきました。

聞き手

1冊目を出す前と、出した後で変化したことはありましたか?

ゴンドー優希

地元の友達が増えたことですかね。
あとは、もっと発信したい、このテーマでまた書いて伝えたいという思いがどんどん出てきましたね。

「本を出せる人」に近づくには自分の軸を持つことが大切

聞き手

最後に、どういう自分になれば本を出せる人になれると思いますか?

いま本を出したい人に向けて、ゴンドーさんなりのアドバイスをお願いします。

ゴンドー優希

まず自分の軸を持つことだと思います。自分が何者なのか、何屋さんなのか、何に特化している人なのかを明確にすること。それがあったらSNSでもバズりやすいと言いますし。

「私はこういう人なんです」というのを持っていれば、SNSでバズらなくても、それに賛同してくれるファンっていると思うんですよ。そういうファンを持っていることが強みになるんじゃないかなと思います。

聞き手

ゴンドーさんでいうなら、個人事業や起業につなげていく人をつくりたいというところでしょうか?

ゴンドー優希

そうですね。もっと向上したいという人は、就職も大事だけれど起業したっていい。そういうのを実現するためにサロンを作ったりしました。僕にはそれを広めたいという軸があるので、それを書籍で表せるというのはすごくありがたいですね。

聞き手

他にはありますか?

ゴンドー優希

あとは、言うだけじゃなくて体験も語れる人ですね。

結局、昔からある成功哲学の本も、最近流行っているスポーツ選手の本も、伝えたいメンタルは一緒なんです。それを伝える背景が面白いかどうか、とがっているかどうか、興味があるかどうかの違いです。

自分がどれだけの体験を積んでいるかが本に出てくると思うので、体験で自分の軸を生きてまっとうしていて、それを語れる人であること。そういう方はファンを持っていたり、SNSで話題になっていたりするので、出版の道が近づくんじゃないかな。

聞き手

今までの体験が生きてくるんですね。

ゴンドー優希

そうです。だからまずは自分の軸を持って、その軸に賛同する仲間を集めることを大切にするといいんじゃないかなと思います。

ゴンドー優希
経営者。講演家。通称「実行の鬼」。
学生時代は計画性のない人間だったが、日本電気株式会社(NEC)に入社後、自己管理にめざめ、わずか3年でトップ(約3万人中)営業マンになる。
独立後、人生の大半のこと(仕事、起業、勉強、趣味、恋愛、育児など)はすべて自己管理が解決すると信じ、育児に注力しながら、事業活動・講演活動を次々と拡大している。
この記事は書籍『 実行の鬼 最速で結果を出すためのエクストリーム自己管理術 』の関連コラムです。