「自分を大切にできていない」
「自分のことはいつも後回しにしてしまう」
「自分を大切にする方法が分からない」
コラムや人からのアドバイスで「もっと自分を大切にしましょう。」と言われることがあります。そもそも自分を大切にするとは、どういうことなのでしょうか?今回は自分を大切にする方法や、得られるメリットを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそも自分を大切にするとは?
そもそも自分を大切にするとは、自分自身を最優先して心身ともに健康・幸福であることです。周囲の顔色や視線に惑わされず、自分が人生の決定権を持ちます。
「自分を大切にする」「自分を優先する」と聞くと自己中心的なイメージがありますが、自分自身を尊重することで、ストレスや不安が軽減されます。生活に余裕が生まれ、人にも優しくなれます。自分を大切にするとは、自分自身で機嫌をとり人生をより豊かにすることです。
自分を大切にできない人の特徴3選
自分を大切にできない人の特徴を3つ紹介します。
- 自分よりも他者を優先する
- ガマンが正しい、美徳だと思い込んでいる
- 他人の目が気になってしまう
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.自分よりも他者を優先する
自分を大切にできない人は、自分よりも他者を優先します。他人の願いや、事情ばかりを気にして自分の気持ちはそっちのけです。他人からの評価を気にして、自分の意見を主張できません。
心が優しい人でもありますが、どんなときでも他人を優先していたら、自分自身の人生は満足いくものになりません。自分を大切にできない人は、いつも他者を優先します。
2.我慢が正しい、美徳だと思い込んでいる
自分を大切にしていない人の特徴として、理不尽なことを言われたり、納得いかないことがあったりしても、我慢して耐えることが正しいと思っています。
「ガマンしている自分は偉い」「仕事だから理不尽なことを言われて当たり前」と思い、美徳になっている傾向があります。何でも耐えてばかりいては、状況は改善されません。放置しているとストレスが溜まり、健康状態が悪くなることもあるでしょう。
3.他人の目ばかり気になってしまう
他人の目を気にするのも特徴のひとつです。
- 意見を言うとき周囲の反応が気になってしまう
- わがままで自分勝手だと思われたくない
- やりたいことがあるけど拒否されたらどうしようと思う
このように周りの視線ばかり気にして、本当に自分が伝えたいことや、やりたいことが言えません。だんだん自分を表現するのが苦手になり、我慢することが増えていきます。
自分を大切にする方法8選
自分を大切にする方法を8個紹介します。すぐに実践できるものもあるので、参考にしてみてください。
- 嫌なことはNOと言う
- 自分の長所を明確にする
- 自分が幸せと感じたり嬉しいと思える時間を作る
- 小さなことでも自分を褒める習慣をつける
- どんな自分になりたいか自問自動する癖をつける
- 1人の時間を大切にする
- 小さな成功体験を積んで自信をつける
- 無理やり相手に合わせようとしない
1.嫌なことにはNOと言えるようになる
自分を大切にするための第一歩として、嫌なことや、やりたくないことには「NO」と言えるようになりましょう。「仕事終わりに大切な予定があるのに残業を引き受ける」「行きたくない飲み会に誘われても参加する」など無理だと思ったら素直に嫌と言うのも、自分を大切にすることに繋がります。自分の気持ちを最優先するよう、意識してみてください。
2.自分の長所を明確にする
自分の長所を明確にするのも大切です。自分の良いところを明確にして自覚することで、自信が持てるようになります。自分を好きになり、少しの失敗で落ち込むことも減るでしょう。
自分の長所が分からないという方は、何でもポジティブに変換してみてください。「優柔不断」「八方美人」などネガティブに思うことでも、「慎重に行動ができる」「社交的で誰とでも仲良くなれる」と言い換えるだけで長所になります。
3.自分が幸せや嬉しいと思える時間を作る
自分が「幸せだ」「嬉しい」と思える時間を作りましょう。日々の幸福度が上がり、自分を大切にできていると実感できます。
好きなアイドルのコンサートに行ったり、人気店のスイーツを取り寄せたり、定期的に自分にご褒美をあげましょう。自分が楽しいと思える時間を意識的に作るのは大切で、幸せに向かって前進できます。
4.小さなことでも自分を褒める習慣をつける
小さなことでもいいので、1日1回は自分のことを褒めましょう。
- いつもより早く起きれた
- 筋トレが10分できた
- 自炊するようになった
自分を褒めることでポジティブな気持ちになり、ストレスが軽減されます。自分を褒める習慣がつくと、今よりも自分を好きになり大切にできます。
5.どんな自分になりたいか自問自動する癖をつける
どんな自分になりたいか自問自動するのもおすすめの方法です。短期的・中長期的など、何でもいいので、どんな自分になりたいか考えてみてください。
自分の幸せについて考える癖がつき、目標があるので他人に流されないようになります。またどんな自分になりたいか考えるときは、周りの人を参考にするのもいいでしょう。他人の長所を発見できる人になります。
6.自分1人の時間を大切にする
1人の時間をきちんと確保すると、趣味や好きなことに没頭できます。リフレッシュできて、心身ともに健康でいられるでしょう。いつも周りの人に合わせてばかりでは、疲れてしまいます。
1人の時間を大切にすると、自分自身と向き合う時間ができ、有意義に過ごせたら自己肯定感も上がります。自分を大切にするために、1人の時間を確保しましょう。
7.小さな成功体験を積んで自信を持つ
成功体験を積み重ねると、自分に自信が持てるようになります。挑戦と成功のプロセスを積むのは、自分を好きになり、自信が持てるようになる手っ取り早い方法です。
- 会社にかかってきた電話にいつもより多く対応した
- 1駅分歩いていい運動ができた
- 大きな声で挨拶ができて
など成功体験を積み重ねると、仕事でもプライベートでもポジティブな感情になれます。小さな成功体験でも自己成長に繋がり、自分をもっと大切に思えるでしょう。
8.無理やり相手に合わせようとしない
自分の感情を抑えて、無理やり相手に合わせないことも重要です。
いつも他人に決定権を委ねていると、自分の本当の気持ちが分からなくなります。また相手の意見に合わせて失敗すると、他人のせいにする癖がつくこともあるでしょう。大事なことは自分で決めて進むことで、後悔は減ります。成功したときは、自分のことがより好きになり自信がつきます。
自分を大切にすることで得られるメリット
自分を大切にすることで、得られるメリットがあります。
- ストレスから解放される
- 失敗してもポジティブに捉えられる
- 気持ちに余裕ができて他人に優しくできる
それぞれ詳しく解説します。
ストレスから解放される
自分を大切にすることで、日々の生活の満足度が向上し、ゆとりが生まれます。ストレスから解放されて、心身ともに健康に過ごせるようになるでしょう。
行きたくない飲み会や、気が乗らない急なお誘いにも「NO」と言えるようになり、自分1人の時間を満喫できます。疲れも減ってストレスから解放されるでしょう。
失敗してもポジティブに捉えられる
自分を大切にできていたら、どれだけ失敗してもポジティブに捉えられます。「失敗から学ぶことができた」「次の成功へ繋がるヒントが見つかった」など、どんな状況でもプラスに捉えるので、困難な状況に立ち向かるようになるでしょう。
集中力やメンタル面もいい状態を維持できるので、目標を達成したり、成功したりする確率も上がります。自分を大切にしている人は自身のキャパを把握しているので、失敗しても「仕方ない」と前向きに考えられます。
気持ちや余裕ができて他人に優しくできる
自分を大切にできている人ほど、周りを大切にできます。自分を大切にしている人は気持ちに余裕が生まれます。その結果、周囲にも寛容に接することができます。
余裕がないと、「自分ばかり大変だ」「自分はこんなに頑張っているのに誰も助けてくれない」など、ネガティブな気持ちになりがちです。周りにいる人を大切にしたいなら、まずは自分を大切にしましょう。
自分を大切にできないと引きおこるデメリット
自分を大切にしない人は、次のようなデメリットが引き起こされます。
- 本当にやりたいことを後回しにしてしまう
- 周囲を大切にできず人間関係が悪化する
本当にやりたいことを後回しにしてしまう
自分を大切にできないと、本当にやりたいことを後回しにしてしまいます。
「絵を描くのが趣味なのに、1円にもならないからと筆を折る」「海外旅行に行きたいけど仕事で連休を取るのは申し訳ない」など自分の気持ちに嘘をついて、好きなことを後回しにします。息抜きができず、ストレスが蓄積されます。
周囲を大切にできず人間関係が悪化する
自分すら大切にできない人が、周囲に優しくすることはできません。負の感情をまき散らし、人間関係が悪化することもあるでしょう。
いつも精神的にギリギリで、仕事もプライぺーも余裕がありません。周りに過度に期待して、思った通りの反応が無ければ裏切られたと感じてしまいます。自分の意見や感情を抑えていると不満が溜まり、人間関係に悪影響を及ぼすこともあります。
自分を大切にして人生を豊かにしよう
今回は自分を大切にする方法を紹介しました。自分を大切にすることで得られるメリット、また引き起こされるデメリットについても解説しています。Jam著書さん著書『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』では、SNS、職場、人間関係のモヤモヤを解決し、人生が豊かになる方法がきっと見つかるはずです。自分を大切にしたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。