〜人生における自己管理8箇条〜
1.仕事
2.お金
3.健康
4.家族
5.人間関係
6.学び
7.遊び
8.住まい
6〜8 学び・遊び・住まいの自己管理 編
人生における自己管理8箇条、最終回です。
学び・遊び・住まいの3箇条の自己管理をまとめてお伝えする事で、より生活習慣の形成にお役立てればと願い、筆を進めております。
私の中には、学びや遊び、そして生活習慣にもルールがあります。
目次
①毎日30分、自己研鑽をする
人生の管理ができている人は、必ず自己研鑽をする時間を設けています。
自己研鑽する際のポイントは、一度に長い時間やらないことです。
私がよく行っている自己研鑽は、
1日30分の読書
1日30分の動画視聴
1日3分の筋トレ(笑)
です。
「あともう少しやりたい」というところで止めることが大切。
一気にやってしまって三日坊主になるより、長く細く1年続ける方が効果的なのです。
1年後には、取り組んだ分野で、人にそこそこ誇れる結果になっているものです。
例えば、1日30分勉強すれば、1年後には182時間勉強したことになります。
“成功する為の時間の目安は決まっている”といわれています。
500時間でアマチュア、5000時間でプロ、10000時間で一流です。
1年やってみてハマれば、3年もしないうちにアマチュアレベルで活躍できるようになるのです。
ダンスでも、ピアノでも、英語でも、なんでもいいんです。
まずは毎日30分、1年間継続してみましょう。
大切なポイントは1日30分の時間割を作り、実践したかどうかです。成果の差は自己管理の差に現れると私は考えています。
②成功者にランチを奢る
私は、学ぶ上で効果的な手段として、成功者にランチを奢るということをやっています。
これにはどういう意図があるのか。
それは、相手の立場に立った時に、嫌がられない絶妙な時間と金額設定だからです。
成功者が一番シビアになるのは、時間です。
夕食だと、どんなに短くても最低2時間。
ランチだと、どんなに長くても1時間ちょっとです。
また、成功者は気遣いができる人です。
成功者と行く夕食は個室がある高級な場所となり、お酒も入る可能性があります。
夕食を奢ろうとすると、一気に金額が跳ね上がるので、成功者も「本当にこんな金額を払わせて大丈夫なのか」と心配になるはずです。
対してランチは、例え高級店に行ったとしても、せいぜい2000〜3000円程度です。
時間やお金のコスパを考えると、ランチだと成功者も断りづらいのです。
相手の立場に立って、時間とお金を自己管理して、学びを得ることを大切にしています。
③二次会に行かない
人とのコミュニケーションを深める上で、食事会や飲み会に参加することは効果的だと思います。
しかし、二次会の誘いは断ります。
余計なお金がかかるだけでなく、飲み過ぎを招き、記憶も曖昧になるからです。
すると、睡眠の質も悪くなり、翌日のパフォーマンスも落ちます。
貴重な時間とお金と健康を、ただ失うかのような感覚にもなります。
一次会は貴重な投資であるのに対して、二次会は効果の薄い浪費になるのです。
もし関係を深めたい人がいる場合は、後日に1対1で会う約束をしましょう。
④1週間の服装を固定する
1週間の服装を固定するとはいっても、私は囚人ではありません。
だからさすがに毎日同じ服を着ているわけではありません。
ただ、服選びに悩む時間はもったいないと思っています。
だから仕事着はスーツかジャケットと決めています。
普段着はTシャツと上着の組み合わせです。
それを夏服、冬服、春秋服それぞれ7パターンずつで合計21パターン。
あらかじめ何を着るかを決めてあります。
流行はそこまで追いません。
でも生地が古くなったら買い替えます。
さらに言うと、家に帰ってシャワーを浴びている時に、翌日のスケジュールを頭に入れて、何を着ると効果的かを考えます。
すると、朝にバタバタすることもなくなり、優雅にコーヒーが飲めるのです。
⑤1個買ったら1個捨てる
資料がない、ハンカチがない、おたまがない……私たちはよく物をなくします。
人が探し物に費やす時間を合計すると、一生で約150日間といわれています。
見かりにくいということは、必要以上の物が家に存在するのかもしれません。
私は家にモノが一つ増えたら一つ減らすと決めています。
本が一冊増えたら一冊減らす。
洋服が一着増えたら一着減らす。
キッチン道具が一つ増えたら一つ減らす。
人にあげるときもあれば、捨てるときもあります。
迷ったときは、それがないと困る理由を考えます。
10秒経っても思いつかなければ処分です。
半年以上使ってないものは処分、1シーズン着なかった服は処分です。
徹底して、断捨離という自己管理をしているのです。
⑥モノを置かない
部屋でダラダラしてしまうのは、環境の力でもあります。
私はソファを手放しました。
ソファが柔らかいほど、意志も柔らかくなるからです。
テレビのコンセントを抜きました。
テレビを簡単につけられると、思考が簡単にオフになるからです。
スマホは自分を誘導するために使います。
寝る前にベランダのそばに置いておくと、起きると同時にスマホを確認したくなりベッド
からすぐに出ます。
⑦モノの定位置を決める
いざというときに、ないと困るかもしれない。
そういう思考で生きていると荷物がどんどん増えていきます。
きっとなくても困らない。
財布になんでもかんでも詰め込まなくても、キャッシュカードとクレジットカードと運転免許証があればきっと大丈夫です。
バッグになんでもかんでも詰め込まなくても、スマホとハンカチと家の鍵が
あればきっと大丈夫。
荷物を軽くするほど思考も身軽になっていきます。
「カバンの中」と「自分の心の中」はほとんど同じ状態だと言われます。
また「収入」と「見えている床面積の広さ」は比例するとも言われます。
私は心を整えたいし、できれば収入も増やしたいので、その言葉を信じて整理するように
しています。
整理というのは、「モノを定位置に戻すこと」と「モノの向きを揃えること」だ
と思ってます。
その習慣が、すべての活動の起点です。
先日も、娘の保育園を選んできたのですが、決め手は「モノの向きが揃っていたから」です。
これからも徹底した自己管理を続けていきます。
(画像提供:iStock.com/SunnyVMD/SunnyVMD/Orbon Alija)
権藤優希 株式会社シーマネジメント代表取締役。 東京都内で飲食店、オーガニックショップ、講演会・ビジネストレーニング事業などを多岐にわたって展開する。 福岡県久留米市生まれ。大学卒業後、日本電気株式会社(NEC)に入社。 新人最速で大型案件を受注し、注目を集める。NECにおいてさまざまな賞を獲得した後、4年目に独立。 起業後はNEC時代のノウハウを活かし、営業の事業において、半年間で業界内世界第2位の記録をつくる。自身の経験をもとに行われている講演会は大人気で、20〜30代の若者を中心に、大きな注目を浴びている起業家。 また、オンラインサロン「ごん×櫻井のモテモテ塾」は、多くのメディアに取り上げられ、話題を集めている。 著書に『自分で決める。』『心が強い人のシンプルな法則』『「話すのが苦手、でも人に好かれたい」と思ったら読む本』『損をしない人の考え方』『あなたの弱みは一瞬で強みになる』がある。