ディズニーのある生活

意外と知らない?季節ごとのディズニーでの過ごし方

#連載エッセイ
#ディズニーのある生活

ディズニーを生活の一部にする幸せをあなたに。
歴16年の最強Dヲタ・みっこさんが、東京ディズニーリゾートと言う「沼」の魅力を語り尽くします。

これまでお伝えしてきた、東京ディズニーリゾートを楽しむためのコラム。

早いもので2023年がスタートしました。そんな中、東京ディズニーランドは今年で40周年。一年間を通じて行われる、華々しいアニバーサリーイベントが4月からスタートします。

それに限らず年間を通じて楽しいイベントが実施されている東京ディズニーリゾートの2つのパーク。では、一体いつ行けば楽しめるのか…など、嬉しい悩みがありますよね。

今回は、そんないつ行っても楽しめる東京ディズニーリゾートですが、「その季節ならではの楽しみ方」と言う部分について詳しくご紹介していきたいと思います。

華やかな一年の幕開け。「春」はこう楽しむ

新学期や新社会人としてスタートする4月。実は、東京ディズニーリゾートもこの4月が「節目の時期」となります。それは、東京ディズニーランドがオープンしたのが1983年4月15日。

これを記念して、5年ごとに周年イベントが開催されるのが、この春の時期だからなのです。ここから華やかな新イベントがスタートすることが多くあります。

また、東京ディズニーシーのグランドオープン日は2001年9月4日で、同じくこの日がディズニーシーの周年イベントのスタート日だったのですが、近年は年度の開始に合わせ、この4月から行われることが増えています。

そのため、この時期は冬の寒さから気候も良くなり、1年のスタートと共に、華やかな一年が始まる頃。

また、周年イベントがなくても、近年では、パステルカラーの鮮やかな色がパークを彩る、イースターイベントが行われる事が多くなっています。

また、年間を通じ、この春から初夏については比較的パークの混雑が落ち着く時期。普段は乗れないアトラクションなどをこの機会にチャレンジしてみたり、比較的空いているからこそ、普段はあまり行ったことがないアトラクションなどに挑戦するのも良いのではないでしょうか。

太陽まぶしい季節、「夏」はこうして楽しむ

続いては7月から8月にかけての夏のシーズン。夏といえば、一般的には「8月末まで」と言うイメージがありますが、実際のパークは9月中旬ぐらいまでは、夏のイベントは終わりますが、実施知的にはまだ夏が続く…といった印象です。

言うまでもなく、この時期は年間平均気温や湿度が一番高くなる時期。また、夏休みに入り、全国各地から多くのゲストが訪れるため、非常に混雑する時期でもあります。

コロナウィルス前のパークでは、「水を撒く系のイベント」が両パークで行われていましたが、近年は大規模なそうしたイベントが実施されていません。

そのため、「びしょ濡れになって涼を取る」と言うことが近年のパークではあまりできず、「真夏の厳しい暑さの中で楽しむ」と言う形になります。

また、夏の暑い時期は、暑すぎて演者やキャラクター等も危険を伴うため、屋外のショーやパレードが、いわゆる「熱キャン(高熱による実施キャンセル)」言うことが起きる場合もあります。

以上の事から、この時期は「ショーやパレードは涼しい所からなんとなく見る」と言う程度にして、できるだけ涼しい屋内ショーやシアター形式のもの、または涼しいアトラクションなどをメインに回るのがおすすめです。

または、ホテル滞在などをゆっくり楽しみ、プールのあるホテルをチョイスして、ゆっくりゆったり滞在を楽しむのもいい方法です。

パーク最大のイベント、「秋」のハロウィーンは仮装で参加

そして年間で一番盛り上がる時期とも言える、ハロウィーンシーズン。東京ディズニーリゾートでは通常時は大人の仮装は禁止されていますが、このハロウィンの時期はいくつかの条件付きではありますが、大人も仮装がOKになります。

中には、この期間のためだけに1年間を通じて衣装を作ったり、それを楽しみに待っている方も多くいます。「でも、仮装なんてした事ないし…」と言う方も多いと思いますが、この際、好きなキャラクターや憧れのキャラクターになりきってパークを楽しむと言うのもいいと思います。

新しく服を作ったり、わざわざ仮装を用意する時間もお金もない…と言う場合は、いわゆる「ワンポイント仮装」や、そのキャラクターのカラーや個性に、「既製品で合わせるバウンドコーデ」といった楽しみ方もできます。

なお、この秋のハロウィーン時期は開始当初は真夏の暑さですが、終わりが近づく10月下旬の夜には肌寒さも感じる時期。服装などにも注意しながら、長い夜を楽しみたいものですね。

雰囲気を楽しむ、クリスマスから「冬」の時期

そして年間で一番パークが光り輝く季節、クリスマスから冬の時期。クリスマスシーズンの週末は多くのゲストで賑わいます。

ただ、意外と11月初旬頃はそれほど混雑していない時期。寒さもまだ厳しくない頃なので、この時期に一足早くクリスマスの雰囲気を味わうのもいいですね。

この時期はパークのデコレーションやイルミネーションが一番多く飾られる季節。いつもは行われない場所にもそうした飾りを見ることができます。パークは混雑しますが、そうしたクリスマスデコレーションを見るだけでも行く価値があると思います。

そして、年が明けて1月の最初の連休を過ぎると、パークは「冬の閑散期」と言われるシーズンに入ります。特に平日の夕方以降は人気アトラクションでも30分以下で乗れるものが多くあり、アトラクション好きにはたまらないシーズンとなります。

タイミングによっては、「アトラクション全制覇」なんて言うこともそんなに難しくなくできてしまう時期。いつも乗り物に乗れなくて悲しい思いをしている人は、思い切ってこの時期にお休みを取って行くのも良い方法です。

ただ、この真冬の時期は、アトラクションの改修(リハブ)が数多く行われ、クローズしてしまう施設も多いので、アトラクションの休止情報は必ずチェックしてから行くようにしましょう。

…以上、いかがでしたでしょうか。年間を通じていつでも楽しめる東京ディズニーリゾートですが、それぞれの季節でそれぞれの個性ある楽しみ方ができます。

もちろん、理想なのはそれぞれの四季のシーズンにパークを訪れること。でも一年で全て制覇する必要はありません。

ご自身の予定や余裕に合わせて、1年間のパークの魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

(画像提供:iStock.com/martin-dm/yanjf/coffeekai/FrozenShutter/dolgachov)


みっこ
10周年間、東京ディズニーリゾートに通う「Dヲタ」。東京ディズニーリゾートについての裏技や雑学を紹介しているブログ「TDRな生活」で、合計約4500記事、約16年間更新し続けている。ショーやパレードの鑑賞よりも、パークの細かな雑学や物語が大好物。普段は普通の社会人。WEBライターとしても活躍。TV番組への情報提供や、雑誌・週刊誌のディズニー系情報の執筆や取材同行、攻略系ブログ「TDRハック」の執筆にも参加。著書に『ディズニーに行く前に知っておくと得する66の知識』(文響社)、『ディズニーの待ち時間を劇的に減らす方法』『ディズニーがもっと楽しくなる魔法のトリビア』(KKベストセラーズ)など。


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