オリジナル薔薇カード「die Rose」を使って、心の奥底に隠された本心をカウンセリングしながら鑑定する心の通訳師・延原めぐみさん。薔薇から学んだ、自分で決める自分の人生を歩む方法についてカードからのメッセージとともに伝えます。
枠にとらわれない生き方
矯正された薔薇
はじめに、枠にとらわれない生き方についてお話しします。私が占いで使用するオリジナルの薔薇カード「die Rose」は、京都にある「おくだばらえん」さんの薔薇を見て感動したことでできました。「おくだばらえん」さんの薔薇は、農薬を使わずに育てられています。
通常お花屋さんで売られている薔薇は、茎がまっすぐです。実はお花屋さんの薔薇は、四角いところに植えられて、まっすぐ育つように矯正されています。そして、多いときには3日に1回農薬をかけられています。そうして、虫が付かないように、まっすぐ育つようにと育てられています。
「おくだばらえん」さんの薔薇は、のびのび自由に好きな方を向いて咲いています。太陽に向かって伸びて、自分が咲きたい方向に咲いているのを見たときに、なんて自由なんだと感激しました。その様子を見たときに「ありのままでいい」とか「自分らしく」という言葉を思い出したのです。
「ちゃんとしなきゃ」という思い込み
薔薇がまっすぐ育つよう矯正させられている四角いところは、人間でいうと「思い込み」にあたると思いました。例えば、親からの教え、世間体、常識といったものが、自分の思い込みを知らず知らずに作ってきたのです。本当はまっすぐ育ちたくないのに「ちゃんとしなきゃ」という思い込みのなかで自分は育ってしまっていたのではないかと気が付きました。みなさんも、どこかでちゃんとしなきゃと思っているとしたら、自由な薔薇を思い出していただいて、自分はそんな矯正させられたところにいなくても、自由に生きていいんだと思ってほしいです。
希望の光
今日はせっかく、薔薇カードがあるので、ひとつのお話が終わったときにカードを引いていきたいと思います。枠にとらわれない生き方について、薔薇カードからヒントをもらうために今、引いてみます。
「希望の光」というカードがでました。このカードのメッセージは「自分のなかに学びはもうある」です。枠にとらわれない生き方に関して、自分のなかの経験とか知識とかを十分に活かしていったらいい、世間体を気にすることなく自由に生きたらいい、ということをヒントとしていただいたような気がします。
光合成に学ぶポジティブな生き方
二酸化炭素を酸素に変える
では次に、光合成に学ぶポジティブな生き方についてお話します。植物は二酸化炭素を吸って酸素を出します。森林浴に行くと清々しい気持ちになれるのは、植物から出た酸素が周りにたくさんあるからです。これを人間にまた置き換えてみたいと思います。
ネガティブをポジティブに
日常のなかにはネガティブな情報や言葉があふれていると思います。それを自分に取り入れたり、言ったりするときに、ポジティブな言葉に変えてみませんか。植物も二酸化炭素を自分のなかで酸素に変えて、いい空気として出しているように、どんなネガティブな情報や言葉があふれていたとしても、自分が発する言葉はポジティブに変えることができます。そうやってポジティブに変えることによって、自分の周りにも明るくポジティブな人が集まってくれます。
反対に自分が不平や不満ばかりをいっていると、やはり周りにはそういう不満や愚痴を言う人が集まってきてしまって負のループにはまってしまいます。ですから、いくら周りがネガティブであったとしても、自分から発する言葉はポジティブに変えること。これが自分の魅力を開花させるポイントにもなります。これが光合成に学ぶ生き方です。
仲間とともに
ここでもカードを引いてみます。今度は「仲間とともに」というカードがでました。自分ひとりで生きているわけではなく、みんなと生きているわけですから、自分がポジティブな言葉を発していれば周りもポジティブでいてくれるし、自分が不平不満を言えばそういう人が集まってくる。自分の周りにいる人は自分の鏡なのだということをこのカードは教えてくれたと思います。