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星読みと占いを活用! 稼げる私になるためのマインド/かげした真由子

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稼げるか稼げないかを決める、たったひとつのマインドとは?
さらに、2017年秋以降のドラマティックな星の流れや、仕事を軌道に乗せるための占い活用術を伝授。人気タロット占い師が、宇宙とシンクロしながら“私らしく稼ぐ”方法を紹介します。

“稼げる人”に必要な「人に近づく力」

コミュニケーション力よりも深く、根元の部分にあるもの

“稼げる人”って、どんな人でしょう。起業したばかりの頃の私が抱いていたのは、「コミュニケーション力が高くて、セルフイメージも高くて、行動力がある人」というイメージでした。

でも、あることをきっかけに、「コミュニケーションが上手かどうかは、稼ぐことにあまり関係ないのではないか」と思うようになったのです。もちろん、プレゼン力が高くて、自己PRに長けている人の収入が高いのは事実だけど、必須ではないのではないか、と。

それは、私がフリーになりたての頃のこと。ひょんなことから、とあるセミナーで出会った男性の秘書をすることになりました。
その人は、私よりも10歳年上の生保の営業マン。ただ、男性ならではの不器用さというのか、決してコミュニケーションの達人というわけではありませんでした。

あとからわかったのですが、その人は、社内でも10本の指に入る“伝説の営業マン”だったのです。その後、その人は『奇跡の営業』という本を出版し、ベストセラー作家にもなりました。
でも、そのときは「え? この人が稼げるってどういうこと?」と目からウロコ。まさに常識を覆されました。

お金やチャンスを運んできてくれるのは、間違いなく「人」ですから、お金やチャンスをつかめるのは、「人と仲良くなれる人」です。コミュニケーション力があれば、人と仲良くはなりやすいでしょう。
でも、“稼げる体質”には、もう少し根っこにあるものがあります。それは、「人に自分から近づく力」。「自分から」というのがポイントです。

もちろん、やってきた機会をきちんと受け取っていけば、いつかはチャンスが訪れます。でも、欲を言えば、「自分から人に近づく力」がほしい。お金を長期間にわたって稼ぎ続けたいのなら、この力は必須と言えるでしょう。

“伝説の営業マン”も、人から信頼される人でした。コミュニケーションは下手かもしれないけど、とにかく一生懸命。決して流暢ではないけれど、相手の話をしっかり聞き、目を見て真剣に答えるんです。営業のやり方はいろいろあると思いますが、心理的にも物理的にも、本当の意味で人に近づける——彼はそんな人でした。

「私から一歩行くね」で、自分が先に安心感を提供する

何メートルか先に、憧れの人が立っているとします。ある程度までは近づけるけど、ある地点から急にリアルな距離になりますよね。
「嫌われたらどうしよう、しょうもないヤツだと思われたらどうしよう、ボロが出たらどうしよう」と、いろいろ思うわけです。

でも、それは、自分の“気持ちの中のその人”ばかりを見て、“リアルなその人”を見ようとしていないということ。これでは、つながっていることにはなりません。
「私は緊張しているけど、相手も私を見て緊張しているかもしれない。だったら私のほうから一歩行きますね」
これができるかできないかで、稼げるかどうかが決まってきます。

この「私から一歩行くね」というマインドは、ネット上の発信であるブログの文章などにもすべて出ます。「(イベントやセミナーに)みんな来てね」と言うのも、オープンマインドな人だと文字通り「みんな来てね」となるのに、緊張しながら書いていると、不思議と「来ないでね」というふうに伝わってしまう。
仕事上、いろんな方の告知文を見る機会があるのですが、集客できる人とできない人の差はそこだけ。文章の書き方は簡単に習えるし、みなさんその通りに書いているのだけれど、文章以外のいろんなところに出てしまうものなのです。

パーティーに行くとよくわかります。まわりは初対面の人だらけ。でも、きちんと人とつながろうと思うなら、緊張していそうな人に自分から近づいて「緊張しますよね」とか話しかけてみる。みんな、あなたと同様に緊張しているのですから、話しかけられてイヤな気持ちはしないはずです。

ゲッターズ飯田さんが、「“人見知り”という言葉は大人が使うものではありません」といったような内容のことをおっしゃっていました。「私は人見知りです」と言うのは、相手に対して「(あなたが私に)近づいてこい」と言っているのと一緒。積極的に縁を得たいのなら、言ってはいけません。

とは言っても、人とつながるのというのは怖いもの。アプローチをかけて返事がないと、誰しも不安になりますよね。それでも、自分から行くのです。「それでも好きです」と行けるかどうかが、勝負の分かれ目です。

相手から安心感をもらってから近づくのではなく、「私から安心感をあげる」という覚悟を持つこと。最初の一歩は怖いです。私も超怖がりで、以前は、占いのときも相手と目を合わせず、下を向いてタロットばかり見ていました。
でも、「安心感を提供できる人になろう」ということを意識し、真剣に取り組み始めたら、本当にいろんな人のご縁をいただくことができましたし、これだけの人がセミナーに来てくださるようになりました。

もしあなたが「稼ごう」と決めたなら、新しいチャレンジが必要になります。「人に近づく」というのはとても地味な作業ですが、それが必ず、稼ぎ続ける力につながっていくはずです。

2017年秋以降の、星のドラマティックな動き

木星が蠍座にお引越し、“人と深くつながる”時代に

というのも、2017年秋からの星の流れを見ると、どうやらそういう流れになっているようなのです。要するに、「人にちゃんとつながれる人」がうまく行くということ。

星読み的に言うと、去年の秋からの1年間というのは、“稼ぐ”というポイントから見ると、「人脈を広げましょう、どんどん活動していきましょう」という年でした。専門的なことを言うと、木星が天秤座にいたのがその理由です。

木星はものごとの拡大発展を意味していて、わかりやすく“幸運の星”とも言われているのですが、それが活動的な天秤座にいたことで、行動したらパンと成果が出やすい状況にありました。深くつながることよりも、「いっぱい動いて、いっぱい名刺を配りまくる」というのが通用していたのです。

木星は1年に1回お引越しするのですが、今年の10月10日から蠍座に移動しました。美川憲一さんの歌のイメージがあると思いますが、蠍座はディープな、濃い星座。ひとりの人ときちんと深くつながれることにフォーカスしていくと、木星の恩恵を受けやすいと言えます
天秤座のようにワーッと交友関係を広げなくても、一人の人と関係を深く結べば、そこからワーッと広がっていくようなイメージです。

また、天秤座はレスポンスが早い星座なので、これまではやったらすぐ成果が出ました。一方、蠍座はじっくり。すぐに結果が出ないからといってあきらめずに、やり続けることが大事になってきます。

木星・土星・天王星・冥王星の動きが、世の中のムードをつくる

世の中のムードをつくり出している天体、特に仕事との関係が深いのは、木星と土星だと私は思っています。
この2つはそれぞれキャラクターが違っていて、木星は拡大、たとえて言えば“お父さん”のような存在。一方、土星は制限、“お母さん”ですね。お父さんは「行ってこい!」と子どもを冒険に差し向け、お母さんは「宿題やった? 歯磨いた?」と安心・安全を守りたいというようなイメージでしょうか。
形は違えど、どちらも愛なのですが。

あと2つ、大きな影響を持つ星があって、“魔王”の冥王星、“神様”の天王星。この4人が、世の中をつくり出しているイメージです。

さて、先ほども言ったように、今年の秋から1年間、木星が蠍座に入ります。今土星は射手座にいますが、12月20日から山羊座に行きます。

天王星は牡羊座にいて、2018年の5月に牡牛座に移るのですが、これが重要です。このお引越しのタイミングで、社会のムードだとか、どういう人が稼げるかというのも変わってくると思います。これは、今までの歴史を紐解いてみてもそうなっています。天王星の引っ越しのタイミングで、世の中の価値観が変わるのです。

天王星の前回のお引越し、今の牡羊座にINしたのは2011年3月12日のこと。そう、このとき3.11がありましたね。あの出来事をきっかけに、世の中の価値観が大きく変わりました。
急いで結婚する人が増えたり、「自分らしく生きるんだ」と考える人が増え、起業家ブームが起きたりしました。

牡羊座は、12星座でいちばんはじめにくる春の星座です。これは“自分”“私”を意味しています。そこに、“神様”である天王星がきている。
つまり、「自分に目覚めよ」ということですよね。

“お母さん”土星が山羊座へ、ごまかしがきかない時代が到来

一方、年末には土星が山羊座へ移動します。土星が山羊座に行くのは30年ぶりのこと。天体にはそれぞれホームベースのような場所があるのですが、土星がいちばんイキイキするのが、この山羊座なんです。
これは、なかなかシビアな時代がくることを意味します。「宿題やったか?」と言い続けられますよ(笑)。

山羊座も土星と同じく“制限”の星座で、生真面目。いい意味で、ショートカットもしないし遠回りもしない。ズルもしなければ、効率が悪いこともしない。
一言で言えば“まっとう”なんです。そこに、イキイキとした“お母さん”=土星がいるということは、つまり、本物だけが残る時代になるということ。

これまで、土星は射手座にいました。だから、自分の理想に向かって矢をピュンと放つようなチャレンジが認められる、勢いのある時代でした。これが、山羊座に入ることで、あちこちいろんなことを試して歩くのではなく、自分の中で本物を育てる時期に入っていくでしょう。

“お父さん”の木星は、天秤座から蠍座に入ります。制限をかけてくる“お母さん”はホームで勢力を増し、“お父さん”はより深いところに入る。これまでの派手な時代から打って変わって、シビアな時代に突入していきます。

ですから、自分が気持ちの注げるものを、きちんと持っておいたほうがいいと思います。今までは「私はどれが好きかな、何に向いているかな」と試し続けることが許されていた時代でした。
星の動きでいうと、2015年はお試しの年。2016年は、迷った末に行動してみる年でした。みなさん、ここ数年でいろいろと試行錯誤してきたと思いますが、今、自分にとって大事なものが目の前にあるのなら大正解です。

世の中の価値観を変える、天王星のお引越し

さて、しばらく続いていた「自分に目覚めよ」という期間は、18年5月に、天王星が牡牛座に移動することで終わりを迎えます。では、次にやってくるのはどんな時代なのでしょうか。

牡牛座は、“豊かさ”や“物質”を象徴する星座。私は、このタイミングで、物質的価値が変わるのではないかと思っています。すでに今、仮想通貨が普及するなど、お金に対する価値観や流通の仕方が変わりつつありますよね。

そして、“魔王”である冥王星は、ずっと山羊座にいます。先ほども言ったように、山羊座はまっとうさを象徴する、現実的な星座。時代は本物を求めているわけです。ちなみに、次に冥王星が動くのは23年で、山羊座から水瓶座へ移動します。

シビアな時代というのは、裏を返せば、正当な評価がされるということ。ズルをしたり、「一発当ててやろう」というのはしにくくなるけど、やればやった分だけ必ず成果が出るはずです。

すでに、その萌芽はあります。ツイッターやフェイスブックがない時代は、広告にお金をかければ、あたかも「日本一のラーメン」のように見せることができましたが、今はツイッターで「まずい」と書かれてしまう。
隠すことができないんです。これには良し悪しもあると思いますが、時代はちょっとずつ、いい意味で本物志向になっているということの現れだと思います。

そして、木星は蠍座にいます。人に近づくときも、自分の深い感情や不安な気持ちを抑えるのではなく、しっかりと見た上で進むのがいいでしょう。
“お父さん”が「冒険しておいで」と応援してくれているから大丈夫です。深くつながるというのは一見地味ですが、誰かと信頼関係を築いたり、愛情や安心感を与えたりすることが、結果的に“拡大”につながっていきます

2020年が大きな節目に、個人が社会に直接つながる時代へ

250年に1度の「トリプルコンジャンクション」

このドラマティックな星の動きは、2020年、ちょうど東京オリンピックの年に、頂点に達します。“お父さん”“お母さん”“魔王”が出会うのです
専門用語でトリプルコンジャンクションというのですが、これはなんと250 年に1回のこと。木星と土星は20年に1回出会うのですが、さらに冥王星が近くに来るのです。
これまで、みなさんは自分に目覚め、本物を積み重ねてきたと思いますが、星はここに向けて、私たちに対してこれだけの準備をしてくれていたのです。

2020年は、大きな時代の節目になると思います。この年には、自分というものを持ちながら、社会とつながれる人が増えていくでしょう。比喩で言うと、民族は色がはっきりしてくるけど、国境はなくなるイメージ。

たとえば、これまでは大企業に属することがアイデンティティになっていましたが、どこの会社に勤めているだとか、肩書きだとかが、2020年を頂点としてどうでもいい感じになっていくはずです。
自分の色がしっかりしていないと、「私は誰?」と翻弄されてしまう人も出てくるでしょう。

大切なのは、先ほどから言っているように、「人に近づく自分になろう」ということです。私もそうでしたが、お金を稼ごうとすると、稼ぎ方やマーケィングを学ぶなど、“お金”そのものにターゲットを絞ってしまいがち。
それよりも、“誰”と近づきたいのかという、“人”にフォーカスしていきましょう。

ただし、これからは本物の時代ですから、嫌いな人とはつながらないこと。「なんだかわからないけど」この人に近づきたい、という、自分の直感を大事にしてほしいですね。

占いは“自分軸”を持って活用すること

占いを活用する際も、この星の流れを踏まえたうえで使いましょう。今は“時間がかかる”蠍座時代。蠍座は地下水にもたとえられているように、見えないものに利益のある星座です。
占ってもらうときも、「何が手早く儲かりますか」ではなく、「何が自分にとって本物ですか?」という聞き方をしましょう。長期的な展望を持ち、“その先”に手に入れたいものを常に意図することが大切です。

そして、私も、ここに至るまで占いや心理セラピーを大いに活用してきましたし、情報ツールとして使うのはまったく問題ありません。
ただし、大切にしてほしいのは「私は占い(というツール)で決断する」ということを決めてから、占いを使うこと。悩むのがしんどくなって、占いに頼りたくなる気持ちもわかりますが、「占い師に決めてもらう」という態度はNGです。
占いはあくまで、“考えるための材料”を得るためのもの。占いを「私が活用する」という自分軸を持ちましょう。

 

(画像提供:iStock.com/ulkas)

かげした真由子(通称:まゆちん)


一般社団法人日本性愛セラピスト協会 (JSTA) 理事。心理療法家、占い師養成、タロット講師。

ふとしたはずみで踏み込んだ占い業界。タロット占い師として、多くの方のお悩みに寄り添うこと20数年、鑑定件数は1万件を超える。
2008年にフリーランスになった当時は、月3万しか占い師としての収入はなかったが、4ヶ月目にはサラリーマン時の月収を超える。現在、占い事業は月4日の稼働であるにも関わらず、月7桁の安定した売上を維持。

様々な方のドラマに触れながら、未来は決まっておらず、人生なんてものに絶対決まっているものなどなく、自分自身の心が脚本を書き続けているのだ、という実感を得る。またお金とマインドの関係、パターンも見いだす。
そういったプロセスを経て、深層心理を読み解くタロットを専門とし、宇宙を読み解く西洋占星術や自分が描いている未来を書き換える心理セラピーを学ぶ。
現在は心理療法家として家族療法、トラウマやPTSDの解放などを専門とし、心理と神秘の智慧を統合したセッション、メソッドを提供している。

出版本
「占い好きが幸せになれない理由(わけ)」マガジンランドより刊行
http://amzn.to/2wF1fds

ブログ
ワタシと宇宙ともっと仲良くなる。心理タロットと星読み
http://ameblo.jp/itsumi6/

 

 


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