ライフスタイル

PC1台で起業! 世界を巡り「企業に属さず、個人で生きる」/阪口ユウキ

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うつ病になり企業で働くことをドロップアウトしたにもかかわらず、ブログやWEBサイトで広告収入を得ながら、世界を旅する「パワートラベラー」になれた理由。時間にも場所にも縛られない、自由な働き方がここにある!

企業で働くことをあきらめた僕の選択

働き方には2種類ある

お金を稼ぐ方法には、2種類あると僕は考えています。

ひとつは「サラリーをもらう働き方」。給料が決まっている企業に属するとか、時給や日給が固定されているパートやアルバイト。成果を上げれば重要な役職を任されることもあるし、サラリーもアップする。でも、自分で報酬額を決めることはできません。

もうひとつは「自分でお金をつくる働き方」。起業家、アーティスト、フリーランスで働いている人たちが当てはまります。給料形態がなく、稼いだ分だけお金が入る。稼げるお金に上限はありませんが、仕事がなければ収入は0円。つまり完全報酬型です。

学生時代の僕は、「サラリーをもらう働き方」しか知りませんでした。

就職したものの、半年でうつ病に

僕が「サラリーをもらう働き方」をやめて起業したのは、今から6年前。24歳のときでした。今も企業に属さず、自分でも組織をつくらず、個人ベースで仕事をしています。
かっこよく聞こえるかもしれませんが、他に道がなかったのです。大学卒業後、国際協力を行っている団体に就職したものの、性格的にうまくいかず、苦しくてあっという間にうつ病になってドロップアウト。退職するしかありませんでした。

半年くらい寝たきり状態。布団の中で悶々とする日々でした。再就職しても、周囲に迷惑をかけるだけ。それに、「やりがい」や「充実感」を企業の中で見出す自信もなくて。人と会うのも、話をするのも怖い。でも生活費は稼がなければ……。思案した結果、パソコン1台でできる「WEBサイトをつくる」仕事を模索しようと決めたのです。

「個人で生きる」生活は、あいりん地区のドヤ街から始まった

三畳一間で8カ月間、WEBサイトをつくり続けた

50万円の貯金を握りしめ、生活の場として選んだのは大阪市西成区の労働者街、あいりん地区。日雇い労働者が集まる「ドヤ街」と呼ばれるエリアでした。共同風呂、光熱費含めて一泊1300円。三畳一間の小さな部屋が僕の仕事場に。机を買うお金もなく、ブックオフで買ってきたビジネス書や経済書を積み重ねパソコンデスクの代わりに。その前にあぐらをかき、8カ月間WEBサイトづくりを続けたのです

アフリエイトや広告収入を得られるサイトをつくり続け、8カ月後には月18〜20万円くらいの収益が上げられるようになりました。ようやくあいりん地区を脱出するときがきたのです。

時間も場所も制約なし。人間関係にも苦しまない

WEBサイトづくりは、僕のように組織で働くことが苦手で、資本のない人間にとって理想の働き方でした。1サイトをつくるのに必要な経費は、0〜5000円程度。自分のペースで記事を書き続けるだけです。
外部から受注しているわけではありません。あくまでも個人のWEBサイトです。パソコンとインターネット環境があれば、どこでも、いつでも仕事ができるのです

夢の実現へ。「パワートラベラー」人生が始まった

日本脱出! 夢だった海外暮らしが実現

ようやく人並みの生活ができるようになった僕は、ずっとやりたかったライフスタイルを実現することにしました。それは「旅をしながら稼ぐ生活」。このスタイルを僕は「パワートラベラー」と呼んでいます。

2012年に出国し、2016年、29歳までの5年間、いろいろな地域を周りながらWEBサイトの記事を書き続けました。出国したての頃は月に20〜30万円ほどの収入でしたから、物価の安いタイのバンコクやチェンマイ、ベトナムのハノイ、ラオスのピエンチャンやルアンパバーンなどの東南アジアを巡りました。

日本にいるよりも、生活コストは抑えられます。お金に余裕があると、気持ちも安定して仕事に取り組めます。マンツーマンで語学を学ぶ余裕もできて、英語とタイ語は会話に困らないほど上達できました。

「滞在型」の旅だから得られる生きた情報

ヨーロッパにも飛びました。僕は基本的に「滞在型」の旅をするようにしています。「バックパッカーの旅」だと、数日から1週間で次の街に移ってしまいますが、僕はその町に溶け込むように「暮らす」旅スタイルが基本です。

現地で友達をつくり、行きつけの町、行きつけのお店を持つ。できればその国の言語も学びたい。だから最低でも3週間、アパートを借りて滞在します。アパートなら大抵はWi-Fiも繋がりますから、サイトをつくる仕事ができます。旅を楽しみながら、収益を上げて、また次の町へと移動していくのです。

夫婦で世界中を巡り、子育ても充実する自由な生き方

たまに日本に帰国して、また出国。これを繰り返している間にFacebookを通して妻と知り合いました。出会ってわずか一カ月、3度目に会ったときプロポーズ。手を繋いだこともなかったのですが、この人なら一緒にいられると直感でした!

結婚後は、夫婦でさまざまな国を巡りました。世界を1周して、パリやフィレンツェでの暮らしも経験。今年、2017年には子どもも誕生しました。子育てを始めてみると、僕の仕事のスタイルは育児をするのにマッチしていることに気づきました。基本は家で仕事をしながら赤ちゃんと遊んだり、寝ている時間にまた仕事を進めたり。

それに、育児は僕にとって新しい世界でした。今まで海外のさまざまな地域に行き、新しい文化や初めての経験をたくさんしてきましたが、育児も毎日が新鮮で、新しい世界を経験できるものです。これも個人で自由に働くライフスタイルを選んだからこそ。起業や組織に属していたら、この自由は手に入らなかったでしょう

稼げるWEBサイトの仕組みを知ろう

個人でつくるWEBサイト

WEBサイトをつくる仕事には、クライアントから依頼され、希望通りのサイトをつくって報酬をもらうものと、個人でWEBサイトをつくって広告などの収入を得る2種類の方法があります。前者はWEBサイトのデザインやプログラミングが主な仕事ですが、僕がやっているのは後者。クライアントはいません。

僕個人がWEBサイトを運営して、そこに貼り付けた広告によって収益を得るのが基本スタイルです。複数のWEBサイトを運営することで、より多くの収入に結びつけることができます。

そのうちの1サイトは旅行関係の情報サイトになりますが、旅の記事を書いて、広告収入で生計を立て、残りのお金でまた旅をして記事を書くという流れができています。好きなことと仕事を両立できるようなサイト運営もできるようになってきました。

個人でWEBサイトをつくり収入を得る主な方法は、「アフィリエイト」と「アドセンス」の2種類。ひとつのWEBサイト内で両方を設定することも可能です。

成功報酬型の「アフィリエイト」

アフィリエイトの収益は、成果報酬型です。サイトに掲載している広告を経由して、サイトを見た人が商品や情報を購入すると、サイトをつくった者に報酬が入る仕組みです。

例えば本のレビューサイトをつくっておいたとします。どの書籍を買うか迷っている人や、書籍の内容を確認するためにWEB検索をした人が、レビューサイトにたどり着き記事を読む。
サイトには、おすすめする広告が貼ってあります。サイトを訪れた人が、サイトを経由して本を買ってくれたら、書籍代金の数%が入るといった具合です。

クリック報酬型の「アドセンス」

アフィリエイトよりも、収益の流れがわかりやすいのがアドセンスです。クリック報酬型とも呼ばれます。ブログやWEBサイトを見ていると、記事とは異なる広告が貼ってあることがありますが、あれのことです。
アフィリエイトと違い、こちらは商品や情報を購入しなくても、閲覧している人がその広告をクリックするだけで報酬が上がるような収益モデルになります。

スマホでサイトを閲覧していると、記事の中とか画面の下側に広告が表示されますよね。興味を持ってクリックをしても、間違って触ってしまったとしても、ワンクリックはワンクリック。それだけでサイト運営者に20〜100円程度の報酬が入るようになっているのです

「収益0円のブログ」と「年間60万円稼ぐサイト」

キャッシュポイントを見つけよう

アフィリエイトやアドセンスをやっている人は、結構な人数がいるはずです。一度はチャレンジしたという人もいるでしょう。しかし、生活費をまかなえるほど稼ぐのは簡単ではありません。日常をつづるようなブログを書いているだけでは、生計を立てられるだけの収益は見込めません。収益を上げるには、5つのステップを意識する必要があります

サイトから収益を上げる「5ステップ」
1.サイトの企画を立てる
2.キャッシュポイントを決める
3.記事を書く
4.アクセスを集める
5.収益化する

この中で、もっとも大切なのがキャッシュポイントを決めること

キャッシュポイントとは「収入源」とか「収入を生み出す仕組み」という意味です。お金になる物や情報が何なのか。自分にとってのキャッシュポイントを明確にして、それに即したWEBサイトをつくることが何より大切なのです。知識があるから、好きなことだからと、自己満足の記事を書いても収益にはつながりません

旅行が好きだからといって、ただ自分の旅行記をまとめていっても収益にはつながりません。「旅行」というテーマで収益化しようと決めたら、そのテーマに合った旅行の広告プログラムが必要になります。キャッシュポイントを「ホテル」にするのか、「レストラン」にするのか、それとも「ツアー」にするのかで、書く記事も変わってくるわけです。

2年以上検索で上位表示されている「パリ」のサイト

手元のパソコンやスマホで「パリ おすすめ ホテル」と検索をかけてみてください。「広告」を除いたトップに、僕の記事が表示されるはずです。その記事は、実際に妻とパリに1カ月滞在したときのレポートになります。パリ中心部のホテルを、3〜5日ほどの間隔で転々としながら滞在しました。

この地区ならこのホテルがおすすめ、オペラ座周辺ならこのホテル、美術館めぐりをするならこの地区がいいなどなど。エリアの詳細情報と、実際に自分たちが宿泊して満足したホテルを紹介する記事をつくっていきました。

記事内に「このホテルの予約・詳細ページはコチラ」といったバナーを貼っておき、興味を持った人が広告をクリックすると、ホテルの予約ページが出てきます。僕のサイトを経由してホテルを予約してくれれば、僕に紹介料が入ってくる仕組み。これがアフィリエイト、成功報酬型です。

サイト内には広告も貼ってあります。こちらはワンクリックしてもらうだけで30〜50円が報酬として入るアドセンスです。(ここでひとつ注意。サイトをつくっている本人がクリックすると違反になります)

1記事で数年間お金を稼ぎ続けられる

パリの記事を書いたのは2015年の7月。すでに2年以上経過していて、半年以上記事の更新をしていませんが、今でも月間3000人がこの記事に訪問してくれて、月に3〜5万円の収入になっています。月5万円で計算すると、年間60万円。他にも「ウィーン おすすめ ホテル」「バルセロナ アパートメント」と検索してもらっても、僕の記事が上位にあるはずです。それぞれのサイトが同じように収益を上げています。

自分が宿泊したホテル、観光したエリアレポートを書き、そのサイトが数年間収益を上げ続けてくれる。生計を立てられて、また新たな旅に出る資金もつくれるのです。

今は大阪を居住拠点にしているので、海外の話だけでなく、大阪の街のことや、資格請求系、美容系、恋愛事情など、僕自身の専門とは関係ないサイトも複数展開しています。間口を広げておくことも収益を上げるポイントになるからです。

個人ベースのビジネスを成功させる考え方

「価値」を与える相手が多いほど、手に入るお金が増える

旅の途中に撮影した美しい写真と、たくさんの思い出。「楽しかった」と胸の中にしまっておいたとしたら、それは自分だけのもの。他の人には価値を与えていません。
でも、僕が「パリのおすすめホテル」を記事にしたことで、ホテル選びを迷っていた人は、経験者から生きたアドバイスをもらえます。そして、価値を与える相手が増えるほど、サイトから入る収益も増えていくのです。

僕は今までパリの記事だけでも50以上書いてきました。それは僕がパリに1カ月滞在した経験があるから書けたものです。

営業職の経験にも「価値」は山ほどある

それと同じ考え方をすれば、企業で営業職を経験したことのある人は、そこで得た経験を記事にすれば、「誰かに価値を与える」記事を書くことができます。

例えば……

・1日50件のテレアポを3年続けて学んだ、断られる勇気
・3カ月で-15kgに成功したら、営業成績が3割増になった話
・営業先で出会った美人社員に一目惚れして使ったあの手この手
・営業をサボって立ち寄りたいおすすめスポットまとめ
・営業マンを1週間で退職→○○に転職するまでの一部始終

自分が経験したことから、何を学び、それを何人とシェアできるか。成功例も失敗談も知識やノウハウを求めている人にとっては、貴重な情報ソースです。総務省のデータによれば、日本には営業職の人が331万人もいるそうです。それだけの人がいたら、誰かが自分の経験を「価値」として認めてくれるはずです。

WEBサイトにとどまらず、新たな情報発信サービスで収益を

電子出版を活用しよう

自分の経験を誰かに届けるという意味では、電子書籍の出版もこれからのおすすめ媒体です。自分の体験、知識、考えたことをブログやWEBサイトでまとめ、それを電子書籍化して出版するのです。

Wordで執筆したものを、そのままアマゾンのKindleで電子書籍化します。紙ベースの書籍は「売れる見込みのある本」しか出版してもらえませんが、電子書籍は自分で書いて、すぐに公開できます。手数料も不要。売れれば印税は最大70%。表紙のデザインに自信がなければ、インターネット上のクラウドソーシングを利用して外注することもできます。

苦手なことは人に頼む。クラウドソーシング活用術

書くのが苦手だという人は、しゃべった内容を録音して、音声の書き起こしをお願いすることもできます。こちらもクラウドソーシングを活用すればすぐに見つかるはずです。自分の中に「やりたい」という思いがあれば、それを喜んで手伝ってくれる人をインターネット上で簡単に見つけることができる、そうした働き方ができる時代になってきています。

さらに「Kindle Unlimited」という、月額980円で電子書籍が読み放題というプラットフォームがあるのですが、そこでは「0円」で自分の本を出版し、印税収入を受け取ることができます。「0円で出版しているのに、どうして印税が入るの?」と思われるでしょうが、読者の端末に自分の本がダウンロードされると、読まれたページの分だけ報酬が入ってくるような仕組みになっています。
僕の知人はこの仕組みをつかい、年間18冊もの電子書籍を0円で公開し、月に10〜15万円程度の印税をもらっています。0円で出版しているのにお金に繋がる、この仕組みは僕も興味を持っています。

個人で大きなお金を生むための「3つのキーワード」

個人でビジネスを大きくしていくうえで、重要だと考えているキーワードが3つあります。

蓄積化…経験や強みをなんらかの媒体で蓄積していくこと。WEBサイトや電子書籍化など。経験をまとめるのは大変だが、媒体を構築してしまえば長期間使うことができる。
外注化…自分にできないこと、苦手なことは、得意な人にお金を出してやってもらう。効率的で、よりよいものを生み出せる。
仕組み化…収益の流れが生まれる仕組みを整えること。WEBサイトであれば、色んなキーワードでの上位表示を達成すること、電子書籍であれば「Kindle」というマーケットに掲載することなど。

3つのキーワードで構成される三角形をできるだけ大きくすることを意識すると、多くの人に価値提供ができ、結果として入ってくるお金は増えていきます。独立しようと思ったとき、新たなビジネスをスタートさせるときには、必ずここに立ち返るのが僕の基本です。

未来の自分のために

今、組織の中で働いている人でも、いつ、何かのきっかけで、副業や起業をするシーンが訪れるかもしれません。どうしてもほしいものがあって、サラリーでは買えないときもあるでしょう。
結婚に向けて資金を調達したい、子どもの教育費がほしいなど。さまざまなシーンが予想できます。現状がどうであれ、「個人でお金をつくる感覚」は持っていて、絶対に損はありません

働き方にはいろいろなカタチがあります。僕が紹介したのは、そのほんの一部。こういう働き方も選択肢のひとつだと知ってもらえたら嬉しいです。

質疑応答

Q:WEBサイトのプラットフォームで、おすすめはありますか?

A:無料ブログや、無料でホームページが開設できるサービスはいろいろありますが、カスタマイズや表現が制限されることが多いです。今からWEBサイトをつくるのであれば、「WordPress」がおすすめです。企業サイトから個人のブランディングサイトまで自由につくることができますし、外部からサイト作成の受注を受けたり、WEBサイトの診断・アドバイスができるようになるなど、仕事の幅も広がります。慣れるまでは大変ですが、デザインにはこだわらず、記事を書いてアップすることからチャレンジしてみてください。

Q:SEO(検索エンジン最適化)対策を教えてください。

A:SEOではなによりも「キーワード」を意識することが大事です。ユーザーが「何に悩んでいるか?」を想像し、「その悩みをどんなキーワードの形で検索するか?」を考えること。ユーザーの悩みを解決できるようなコンテンツを書くこと。それがSEOの基本的な思考になります。
それに加えて、「自分にしか発信できない価値は何か?」ということを考えるようにしています。先程お見せした僕のパリの記事は、「トリップアドバイザー」「ブッキングドットコム」「アゴダ」「楽天トラベル」などの企業サイトを抜いて1位になっています。SEOを意識することに加えて、実際に現地を歩いた人間にしかわからない、オリジナルの情報を乗せていくこと。そこにこの記事の価値があり、ユーザーが読んでくれるのだと思います。ユーザーが記事を読んでくれるようになれば、それによってドメインの評価が上がり、結果的にSEO評価もアップするという循環が生まれます。「自分にしか発信できない価値は何か?」という視点を持ってSEOを考えてみてください。

Q:阪口さんがクレジットカードサイトをつくらないのはなぜですか?

A:クレジットカード選びは「なくならいテーマ」のひとつですが、細かい規約が頻繁に変わるのでASP(アフィリエイトサービス会社)から頻繁にメールが届きます。旅行中にそうした修正対応を行うのは大変ですし、カードの比較やポイントにそこまで詳しくないので手を出していないだけです。
アフィリエイトが軌道に乗るまでは僕もオールジャンルで攻めていましたが、今は収益性に加えて、自分自身のライフスタイルに合ったものを選択するようにしています。そのテーマに好奇心を持つことができるか、責任を持って長期間付き合っていけるなど総合的に考えながら「どんなサイトをつくるか?」の判断をされるといいと思います。

Q:アフィリエイトをやりたいのですが、何から始めればいいですか?

A:何に興味があるか、自分の過去の経歴。リソースをリストアップして、アフィリエイト広告とマッチングさせてみるところからはじめてみてはいかがでしょうか。僕も最初、アフィリエイト広告を眺めながら、「こんな広告があるんだ、これは自分の経験とつなげることができそうだな」ということを考えていました。過去に多くの転職を経験された方であれば、「転職エージェント」の広告との相性がいいでしょうし、恋愛経験が豊富な方であれば「恋活アプリ」の使い方指南をするサイトが考えられます。こうした広告プログラムは「ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)」に登録することで閲覧できます。

 

(画像提供:iStock.comPoike)

阪口ユウキ(パワートラベラー)


1987年生まれ、横浜生まれ、千葉県育ち。「自由な人を増やす」をテーマに活動するパワートラベラー。

大学4年生のとき、東南アジアを周遊するバックパッカーを経験。
「ただ旅をしていても、お金も将来の心配も消えない。本当に自由になるには経済的自立が必要」と気がつき、旅をしながら資金を稼ぐ"パワートラベラー"というライフスタイルを構想する。
大学卒業後は一旦就職するものの、社会人2年目で鬱病になりドロップアウト。2度の自殺未遂を経験する。
「もう自分は企業では働くことはできない。ひとりでも自由に生きる力を身につけよう」と決意し、23歳のときに起業を志す。
PC一台でできる仕事として「アフィリエイト」を選択、大阪あいりん地区を拠点としながら収益サイトの構築に励む。8ヵ月間かけてWEBマーケティングやサイト作成の技術を学び、PC一台あればどこでも生計を立てる力を身につける。

2012年7月、自分の思い描いたライフスタイルを生きるために出国。バンコク、チェンマイ、ハノイ、ヴィエンチャン他東南アジアを中心に、現地のアパートを借り、語学学校に通いながら仕事をする滞在型の旅を実践。2013年からはヨーロッパに渡り、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルにて仕事を継続する。

2014年4月、鬱病から出国に至るまでの軌跡を綴った『うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC一台で世界を自由に飛び回るようになった話』を朝日新聞出版より上梓する。

2014年7月に結婚後は、夫婦で旅をしながら仕事をする生活をはじめ、夫婦での世界一周や、3ヶ月のヨーロッパ滞在などを経験。オンラインスクール「パワートラベラー実践会」を開始。

2017年現在は子どもが生まれたため、大阪を拠点に構え、PC一台でできる仕事を継続しながら育児に励んでいる。

自由な働き方を叶える方法をシェアするメールマガジン「パワートラベラー養成講座」の受講者は6000人を突破。「自由な人を増やす」というミッションの実現に向けて行動を続けている。

ブログ:https://powertraveler.jp/
Facebook:https://facebook.com/powertravelerweb

 

 


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