用もなくコンビニに寄ったり、買い物がストレス発散になったり、無駄使いの多い浪費家。なかなか貯金が貯まらないなど、浪費癖を治したいと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。また結婚したパートナーが浪費家だった場合、家計に影響を及ぼすこともあるでしょう。
「浪費癖を治したい」
「自分やパートナーは浪費家にあてはまる?」
「浪費家から脱却してお金を貯めたい」
という方向けに、今回は浪費家の特徴や改善する5つの方法について解説します。ぜひ最後までご覧ください。
目次
浪費家とは?
浪費家とは、必要以上にお金を無駄使いをする人を指します。
浪費は「時間を無駄に使ってしまう」という意味など時間に対しても用いられますが、浪費家という場合は「計画性無くお金をどんどん使ってしまう」など、お金を浪費する人へ使われるのが一般的です。
- 自分が何にお金を使ったか把握していない
- クレジット支払いで使ったお金は気にしない
- お金を使うことがストレス発散になる
これらに当てはまる方は、浪費家の可能性があります。年収がどれだけ高くても、計画性なくお金を使ってしまう浪費家の人はなかなかお金が貯まりません。
浪費家の7つの特徴
さらに詳しく浪費家の特徴を見ていきましょう。
- 細かい支出が多くついついコンビニ寄ってしまう
- 外食やデリバリーサービスを頻繁に利用する
- トレンドに敏感で流行り物が好き
- 買い物が好きで自分へのご褒美が多い
- 飲み会が好きで誘われたら何でも参加してしまう
- 危機感が薄い
- 使ったお金や自分の口座残高を把握していない
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.細かい支出が多くついついコンビニに寄ってしまう
目的なくコンビニやスーパーに寄ってしまう人は浪費家の可能性が高いでしょう。
会社の行き帰りや休日など用もないのにコンビニに寄って、コーヒーやお菓子を買うなど細かい支出が多いは浪費家の特徴といえます。1回200円など小さな支出でも、毎日続けると1ヶ月で6,000円、1年で75,000円程と大きな出費になります。
細かな支出が多くて、目的なく寄り道をする人は浪費家といえます。
2.外食やデリバリーサービスを頻繁に利用する
外食が多く出前館やUberEATSなど、デリバリーサービスを頻繫に利用すると浪費に繋がります。
家にいながらスマホひとつですぐに注文できるデリバリーサービスは、仕事が忙しいときや、疲れているときに重宝することもあるでしょう。しかし通常の店舗で購入するよりも割高なことが多く、支払いはクレジットカードなので、お金を使った感覚は薄くなりがちです。
浪費癖のある人は、外食やデリバリーサービスが習慣化していることが多いです。
3.トレンドに敏感で流行り物が好き
浪費家はトレンドに敏感で、流行っているものがあるとすぐに欲しくなってしまいます。
自分が欲しい、使いたいといった理由ではなく、世間で流行しているから自分も持っておきたいという心理が働きます。買い物をして、流行が過ぎたら不要になる。また次の流行り物があれば買い物をするといったサイクルでお金をどんどん使ってしまいます。
近年はYouTubeやInstagramなどSNSの普及で、トレンドや流行り物の情報に触れる機会が増えました。トレンドに敏感すぎる人は、浪費家の傾向があるといえるでしょう。
4.買い物が好きで自分へのご褒美が多い
ショッピング好きで自分へのご褒美が多いのも浪費家の特徴です。
「仕事が一段落したから」「ダイエットを頑張っているから」など、浪費癖のある人はお金を使う理由を見つけて、無駄遣いではないと思い込みます。自分へのご褒美とすれば浪費しているという罪悪感は薄れるでしょう。
浪費家の人は買い物好きで、Amazonや楽天などネットショッピングサイトを目的なく見てしまう傾向があります。気になる物があればすぐに買ってしまい、浪費癖がつきます。
5.飲み会が好きで誘われたら何でも参加してしまう
飲み会に誘われたら何でも参加してしまうのも浪費癖がある人の特徴です。
飲み会が息抜きやストレス発散になる人にとって、全てが浪費に繋がる訳ではありませんが、頻繁に参加していたらお金を使う頻度が上がり大きな支出となるでしょう。またお酒の場ではついつい財布の紐が緩んでしまい、思ったよりもお金を使ってしまったということもあります。
自分で回数を制限したり、自宅での飲み会に変更したりなど調整しながら飲み会を楽しまないと浪費に繋がってしまいます。
6.危機感が薄い
お金に対しての危機感が薄く、学んでもすぐに実行しない人は浪費家といえます。
浪費家は税金や投資について勉強をしても、そもそも貯金への目的意識が薄いのですぐに実行に移しません。貯金へのモチベーションが長続きせず、浪費癖の改善も難しいでしょう。浪費癖のある人は、根本的なお金の使い方に問題があります。どれだけ年収が高くても、浪費癖を治さないとお金は貯まらないでしょう。
自分の貯金や将来のお金に関心が低く、節約術など学んでもすぐに実行しなければ浪費に繋がります。
7.使ったお金や自分の口座残高を把握していない
使ったお金や口座残高を把握していない場合、無駄使いが多くなり浪費に繋がります。
- 毎朝のコンビニ
- 毎日のランチ
- 仕事終わりのカフェ
など数百円の出費であっても、何にいくら使ったかを覚えていないと、使いすぎに気付きません。いつの間にかお財布からお金が無くなっていたり、電子決済を利用している人はカードの請求額に驚いたり、日々の出費を把握できていないでしょう。
自分の口座残高や使ったお金を把握していないと、給料から使っていい金額が分かりません。本来自分が使える金額よりもオーバーするケースもあります。
浪費家になってしまう3つの理由
浪費家になってしまう理由は主に3つあります。
- プライドが高く周りへの劣等感があるため
- 買い物などお金を使うことがストレス発散になる
- 飽き性で趣味がコロコロ変わる
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.プライドが高く周りへ劣等感があるため
プライドが高く周囲へ劣等感がある人は浪費家となる危険性があります。
「いい物を持ちたい」、「みんなから羨ましがられたい」とブランド物を購入したり、流行り物を買ったり、プライドが高い人は浪費癖がついてしまいます。また周囲へ劣等感がある人は、自信を持つためにブランド物を身に着けることもあるでしょう。
プライドが高い人や自分に自信がない人は、人目を惹きつけるものを購入するなど、浪費癖がついてしまいます。
2.買い物などお金を使うことがストレス発散になる
ストレス発散の方法がお金を使うことになっている人は注意が必要です。
浪費癖のある人は溜まったストレスを発散するとき、買い物へ出かけたり、ネットショッピングをしたり金を使うことが目的になります。必要のない物まで購入してしまい、無駄使いへと繋がるでしょう。
ストレス発散方法がお金を使うことだと、浪費家になってしまいます。お金を好き放題使うのに快感を覚えて、浪費癖がついてしまいます。
3.飽き性で趣味がコロコロ変わる
飽き性で趣味がコロコロ変わってしまうのも浪費家の特徴です。趣味は気分転換になりリフレッシュ効果がありますが、限度を超えると浪費へ繋がります。
- キャンプ
- ゴルフ
- バイク
- ファッション
- お酒
などお金のかかる趣味で、道具やブランドに拘りが強い場合は注意が必要です。また飽き性で、趣味がコロコロ変わっていては浪費に繋がるでしょう。ひとつのことが長続きしない人は浪費家になってしまう危険性があります。
浪費家を改善する5つの方法
浪費癖を改善する5つの方法をご紹介します。
浪費癖を治したい人は参考にしてみてください。
- 先取り貯金などお金を貯める癖をつける
- 今の支出を把握してお金の管理を見直す
- 買い物以外のストレス発散方法を見つける
- 購買意欲が出てしまう情報や場所を避ける
- 断捨離をして自分の浪費癖を見つめ直す
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.先取り貯金などお金を貯める癖をつける
浪費家でなかなか貯金ができない人は、先取り貯金をしてお金を貯めましょう。
給料日当日や翌日を引き落とし日として、強制的に貯金をする仕組みを利用します。給料が入ったとほぼ同時に残高が減るので、使えるお金が減って、その中でやりくりをしようとします。普段利用している口座と別で管理すれば、引き出すこともできません。
浪費癖がありなかなかお金が貯まらないと悩んでいる方は、無理のない範囲の金額を設定して、先取り貯金を始めてみてください。
2.今の支出を把握してお金の管理を見直す
浪費を抑えるには、現状の収支を把握してお金の管理を見直す必要があります。
今の収入と支出を把握できていないと、毎月自由に使っていい金額が分かりません。給料から家賃、光熱費、通信費、食費、貯金分などを差し引いて、残った金額が自由に使えるお金です。その中で収まるよう工夫しながら、1ヶ月過ごしましょう。家計簿をつけると、自分の無駄使いをしている部分が分かり、浪費癖を改善していけるでしょう。
現状の収支を把握することは、浪費癖を治すために重要です。家計簿をつけてお金の管理を見直してみてください。
3.買い物以外のストレス発散方法を見つける
お金を使うことがストレス発散になっている人は、それ以外の方法を見つけましょう。浪費家の人はストレス発散のため目的なく買い物をするので、無駄遣いをすることが多いです。
- 運動をして汗を流す
- カラオケで歌を歌う
- Netflixで映画を観る
などお金を使うこと以外で、自分がストレス発散できる方法を見つけましょう。
4.購買意欲が出てしまう情報や場所を避ける
浪費癖を治すには、購買意欲が出てしまう場所を避けることも大切です。
必要な物がないのに百貨店やショッピングモールに寄ってしまうと、購買意欲が搔き立てられます。寄り道できないルートに変更するなど、強制的に避ける方法がおすすめです。またSNSにも購買欲が出てしまう情報で溢れているのため、見る頻度を減らすのもいいでしょう。
商品や情報に触れる機会が減ると、購買意欲は下がります。寄り道できないルートを通ったり、SNSを見る頻度を減らしたり、物理的にお金を使う場所を避けてみてください。
5.断捨離をして自分の浪費癖を見つめ直す
浪費癖を治したいときは、身の回りの物を断捨離して自分の浪費癖を見つめ直しましょう。
断捨離や整理整頓は、浪費癖の改善に繋がります。必要なものと不要なものが分かるので、無駄使いをしなくなります。身の回りを整える力がつくと、お金を管理する力も身に付くでしょう。
断捨離や整理整頓をして部屋が綺麗になると、心の余裕にも繋がり自分の浪費癖を見つ直す機会になります。定期的に断捨離を行い浪費癖を治しましょう。
浪費家から脱却してお金に困らないために
この記事では、浪費家の特徴や改善する方法を紹介しました。大河内薫著書『貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!』ではお金にまつわる基本的な知識や、貯め方について詳しく解説されています。将来のお金に不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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