「嫌いな人と仕事をするのが苦痛」「嫌いな人を気にしない方法はないのかな?」と、苦手な人への対応に悩んでいませんか?
どこへいっても、嫌いな人の一人や二人は必ずいるものです。そのため、気にせずに仕事をしていれば良いのですが、嫌いな人のことばかり考えてしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、職場にいる嫌いな人に対し無関心になる方法や、嫌いな人と直接関わるときの上手な対処法を紹介します。嫌いな人がいても関係なく、仕事をスムーズに進められるようにしたい人はぜひ参考にしてみてください。
目次
職場で嫌いな人が気になる理由
職場で嫌いな人が気になる理由には、主に次のことが関係しているとされています。
- 自分の嫌な部分を相手が持っているから
- 劣等感を与えられるから
たとえば、自分が上司や同僚とコミュニケーションを頑張って取っていたとします。しかし同僚のAさんは全然周りとコミュニケーションを取ろうとせず、わからないことも聞きにいかないとします。
このような受け身の人を見てイライラしたり嫌いだと感じたりする人は、自分のなかにある受け身な部分が嫌いで受け入れたくないと思っている可能性が高いです。
また自分がなりたいと思っている人物像を相手が持っている場合、妬みのような気持ちが働くために気になってしまいやすいといわれています。
職場の嫌いな人に対して無関心になる5つの方法・コツ
では、嫌いな人を気にしないようにするためにはどうしたらよいのでしょうか。ここからは、職場の嫌いな人に対し無関心になる方法やコツを紹介します。
1.毎日を忙しくして考える時間をなくす
1つ目は、嫌いな人について考える時間を最大限なくすこと。嫌いな人のことを考えられるのは、それだけ暇な時間があるからです。
嫌いな人のことを思い出し、嫌な気持ちで過ごすのは時間がもったいないです。そのため、仕事中はもちろん休日も予定をつめて忙しい毎日にするとよいでしょう。
多忙になるほどやることがないという場合には、気になっていた勉強や趣味を新しく始めてみるとよいかもしれません。
2.嫌いであることを認める
嫌いな人を気にしてしまう人のなかには、人を嫌うのは悪いことだと思っている人もいるでしょう。しかし、どのような人にも嫌いな人は多かれ少なかれいるものです。
嫌いな人を嫌いではない状態にしようと無理に良い部分を探しても、ストレスにしかなりません。私はこの人が嫌いである、嫌いな人がいてもいいのだと受け入れられれば、嫌いな人がそこまで気にならなくなります。
3.嫌いな人の話をしない
嫌いな相手の話を極力しないことも大切です。嫌いな人の悪口を言いたくなってしまう人もいると思いますが、繰り返し口にした言葉は記憶に残りやすいです。そのため、嫌いな相手の悪口を日頃から口にしていると、相手が嫌いであると脳に強く記憶として残ってしまいます。
悪口ではなくても嫌いな人についての話をすると、その人のことで脳のリソースが割かれててしまいます。これでは、無関心になるのは難しいです。
無関心でいられるようしたいのであれば、嫌いな人の話は極力しないようにしましょう。
4.関係性が良好な人達との過ごす時間を大切にする
嫌いな人について考えてしまいがちな人は、良好な関係を築けている上司や同僚、後輩と過ごす時間を増やすのもおすすめです。
このとき嫌いな人の話はせず、プライベートや将来の話などポジティブな会話を心がけましょう。
上司や同僚、後輩と楽しい会話をしている時間が増えれば、相対的に嫌いな人と関わる時間を減らせます。これにより嫌いな人に意識が向く時間が少なくなるため、自然と無関心になれるでしょう。
5.嫌いな人よりも仕事で大きな成果を出す
嫌いな人が気になる人のなかには、相手に対しライバル意識があるケースも多いです。
仕事の成果が嫌いな人と同程度である場合、比べられることも多いでしょう。このような場合、どうしても相手を意識せざるを得なくなってしまいます。
そのため嫌いな人と比べられることが少なくなるよう、嫌いな人よりも大きな成果を出せるように仕事に全力を注ぐとよいです。
相手と比べられることが少なくなれば、自然と嫌いな人も気にならなくなっていきます。
職場で嫌いな人と関わるときの上手な対処法4つ
嫌いな人とはいえ、仕事を進めるなかで直接関わらなければならないこともあるでしょう。ここでは、職場で嫌いな人と関わるときの上手な対処法を紹介します。
嫌いな人とどのように関わっていけばよいかわからない人は、参考にしてください。
1.仕事の話以外はしない
1つ目は、仕事と割り切って業務上必要な会話だけをすることです。仕事では業務を滞りなく進められればよいだけで、スタッフ全員と仲良くなる必要はありません。
そのためコミュニケーションを最低限に抑え、嫌いな人との接点をできる限り少なくするとよいでしょう。
2.相手の立場で考える
嫌いな相手目線で物事を考えてみることも効果的です。自分の立場では相手の言動や行動が理解しがたいものであったとしても、相手の立場で考えると自分も同じ行動を取るかもしれないと気づくケースもあります。
また、相手目線に立ったときに自分にも非があるとわかる場合も少なくありません。これにより、相手への嫌いな感情も少しずつ薄れることが期待できます。
時間があるときに、嫌いな相手目線に立って物事を考えてみましょう。
3.相手に対してポジティブな言霊を使用する
嫌いな相手に対し、ポジティブな言霊を使うのもよいです。
相手に嫌な感情を抱いてしまったときに「○○さんからの学びは終わりました。ありがとうございました」「私は幸せです」「人間関係に恵まれています」という言葉を口にしてみましょう。これにより、嫌いな人が気にならなくなる、相手が近くからいなくなるといわれています。
声に出さずとも、心の中でつぶやけば同様の効果は得られるといわれています。人が周りにいて言葉にするのが難しいときには、心の中でつぶやいてみましょう。
4.相手を観察して良い部分を見つける
嫌いな人といっても、良い部分は必ずあります。たとえば細かい部分までチェックしてできていない点を嫌味のように指摘してくる人は、細かい部分まで丁寧に確認している、より良い成果を出すために妥協しないというように良い面としても捉えられます。
相手の言動・行動を観察し、良い部分を見つけたら相手との関わりもそこまで苦痛に感じずにすむかもしれません。
職場で嫌いな人と関わるときの注意点
嫌いな人とはいえ、仕事では業務を一緒に進めていく仲間です。そのため、関わるときには次のことをしないように注意しましょう。
- 嫌な態度をとらない
- 無視しない
- ネット上に相手の悪口を書かない
上記について、順に詳しく解説します。
嫌な態度をとらない
1つ目は、相手に対して嫌な態度を出さないことです。嫌いだからといって、会話を避けたり相手に対して嫌な表情をしたりするなど、あからさまに嫌な態度を取ると相手に嫌悪感をが伝わってしまい余計に関わりづらくなってしまいます。
関わりづらくなると、業務の進行に支障をきたす可能性があります。嫌いな人だとしても、他の人と関わるときと同じ対応をとりましょう。
無視しない
嫌いな人と極力関わりたくないという思いから、無視をしたくなることもあるかもしれません。しかし無視という行為は、相手を深く傷つけます。またパワハラに該当する行為でもあるため、大きなトラブルに発展する可能性もあります。
嫌いな人だとしても、仕事と割り切って必要な関わりは避けないようにしましょう。
ネット上に相手の悪口を書かない
匿名だとしても、嫌いな相手の悪口をネット上に書かないことも大切です。本名とはかけ離れた名前でSNSを利用しているとしても、過去の投稿内容から特定される可能性があります。
また自分としては相手にわからないように悪口を書いたつもりでも、本人が見たときに自分のことを言っていると気づくケースもあります。
誰が見てるかわからないため、ネット上には安易に悪口を書き込まないようにしましょう。
まとめ
嫌いな人が気になるのは自分の中にある嫌な部分が映し出されていたり、自分が理想とするものを相手が持っていたりするためといわれています。
ただ、嫌いな人が気になり過ぎてしまう人も本記事で紹介した5つの方法を試せば、相手に対し無関心になることが可能です。
ペアになって業務にあたらなければならないときには、仕事で必要な話以外をしないようにしたり、相手の目線に立って物事を考えたりするなどの対処法を講じるとよいです。
Jamさん著書の『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』には、嫌いな人への対処法はもちろん、幅広い人間関係のモヤモヤへの上手な向き合い方が詳しく解説されています。
人間関係についての悩みが多い人は、本書に書かれている向き合い方を少しずつ日常生活に取り入れてみてください。