魚座はこの時代をどう生き抜くべきか？ 大人気占い師・鏡リュウジ著書『流れるままに進め 魚座の君へ贈る言葉』よりご紹介します。
目次
魚座の基本性格
自ら心を動かすことで幸せになる
水の星座である蟹座、蠍座、魚座は感情が豊かといわれるけれど、魚座はそのなかでも一番感情の要素が強い星座。
あなたが仕事や勉強、人間関係で、やる気がおきない、前向きになれないとしたら、それは「嫌になった」というより、「感情が動いていない」から。
では、感情を動かすためにどうしたらいいのでしょう。魚座の魂はお金や自分だけの利益には反応しません。魚座の気持ちを動かすのは、自分を超えた大きなロマンや自分ではない誰かへの思いです。
それを求めて、新たに旅に出るのもいいけれど、いま、目の前にある日常に感情を動かす物語を探してみたらどうでしょう。
自分のやっていること、自分のいる場所、それが世界や歴史、宇宙のなかでどういう意味を持ち、どんな役割を果たすのか。
たとえば仕事なら、人々の幸せや世界の繁栄にどう貢献しているのかを考える。恋愛なら、ふたりの時空を越える運命的な結びつきに思いをはせる。
自分が扱っている商品をどういう人が、どういう思いを込めてつくったか。同僚や上司がどんな情熱で仕事に向き合っているか。
想像するだけで、その思いがあなたに伝染して感情を動かしはじめる。
「感情に左右される」のは悪いことのようにいわれるけれど、そんなことはありません。
いったん火がつけば、感情は爆発的な推進力を持っている。きっとあなたを素晴らしい未来に連れて行ってくれます。
魚座が自分らしく輝くには？
「感情力」が仕事や社会で必要とされる時代
小さなことにも感情が揺さぶられ、人前で涙を見せてしまうこともある魚座。仕事や学校では「感情に流されやすい」「論理的じゃない」と批判されたこともあるのではないでしょうか。
でも、これからの時代、テクノロジーが進化し、人間の営みがAIやロボットに取ってかわられても、「感情」は人間にしかないものだから、大きなアドバンテージになります。
デジタル化が進むほど、人は最後に残された「感情」を大切にするようになります。社会や職場でもAIでかわりがきく効率的な作業や論理的思考が得意な人より、感情の動きに敏感な人、相手と心でつながれる人が必要とされます。
たとえば商品の仕入れや企画をするとき、データや理屈ではなく、心が揺さぶられることを基準に判断する。業務の改善方法を考えるとき、感情から出発して方法を探る。仲間や同僚、部下に対しても感情の揺れを見極め、自分も感情を素直に出しながら相手に対応していく。
そうすれば、「お客様の気持ちがわかる人」「仲間の感情を思いやれる人」「心でつながれる人」と評価されるようになります。
形にならないものが大きな価値を持つ「風の時代」。魚座の「エモさ」はきっとあなた自身の未来を切り開いてくれます。
これからの時代に魚座が成功するカギは？
「言葉にすること」を意識して
魚座は直感・感性を大切にして生きる星座。これまでも言葉にならない感覚を大切にしてきたし、その感覚は言葉で説明しなくてもわかってもらえると信じてきたことでしょう。
でも、これからの時代はコミュニケーションが大切になってきます。形あるものに価値があった時代が終わって、情報やアイデアのような形のないものが支配する時代になり、その“形のないもの”を説明する力が求められるようになりました。
だから、魚座も、自分の直感や感覚を表現する「言葉」を持つことを心がけてください。
トレーニングはシンプル。何かにピンときたとき、自分の心が動いたとき、「なぜドキドキした？」「どこに心が動いた？」「その直前に何を見た？」「あのときの感覚と今回の違いは？」など、細かく自分に問いかけてみましょう。
そうやって掘り下げていくと、少しずつ直感の正体がわかってきます。わかりやすくて単純な言葉にするのは難しくても、感覚をなんとなく説明できるようになります。
そして、感覚や直感を他人に伝えられるようになれば、魚座の豊かな感受性やユニークさ、美意識の高さはこれまで以上に多くの人に理解され、評価されるようになるでしょう。
いや、それだけではありません。魚座は「自分が何者か」がわからず、不安になる人が多い。でも、自分の感覚を説明する言葉を持つことで、自分の輪郭もはっきりしてきます。自信を得て、チャンスに迷いのないスタートを切るためにも、これからは「言葉」を意識してほしいです。
今の魚座と特に相性が良い、導いてくれる星座は？
<魚座×蟹座>
繊細で、感情豊かなところが共通点。価値観や行動パターンが似ているので、仕事でも遊びでも、仲良くしやすいふたりです。
<魚座×山羊座>
夢や直感など目に見えないものを信じる魚座と、実態のあるものだけを信じる山羊座。信じるものは違うが生きる波長が似ているため、なぜか相性がいい。
<魚座×水瓶座>
直感やイメージで生きる魚座。 並外れた発想力を持つ水瓶座。 理屈を抜きにして、同じ価値感をわかち合えるふたりです。
この「12星座の君へ」シリーズは、シリーズ累計70万部超えの大ヒットとなり、今回時代の変化に合わせ内容を一新したリニューアル本として『流れるままに進め 魚座の君へ贈る言葉』を全文書き下ろしました。
これまでの星占いの本とは違い「当たってる」のその先の、「じゃあ、どうしたらいいの?」ということを書いており、あなたのなかに眠っている可能性を最大限発揮するための本です。
今後は10月に魚座、牡羊座。1月に牡牛座、双子座、蟹座。
4月に獅子座、乙女座、天秤座。7月に蠍座、射手座。10月に山羊座、水瓶座
と1年かけて12星座を発売していきます。
（画像提供：iStock.com/MajaArgakijeva）
流れるままに進め 魚座の君へ贈る言葉
鏡リュウジ（著）
定価：1,200円（税込1,320円）
魚座の君がもっと自由にもっと自分らしく生きるための35の方法