金持ちごっこ

月給30万円のアパレル店員が気づいた「普通の給料の限界」

#連載エッセイ
#金持ちごっこ

アパレル店員だったプッチは職場の給料だけではいくら頑張っても金持ちになれないと限界を感じ、金持ちになる為に金持ちの行動を真似る「金持ちごっこ」を始めた。

普通だと思っていた習慣が実は貧乏を継続する原因だった?

今では投資インフルエンサーとして資産形成術を発信するまでになった私が変われた理由を教えます。

豊かな生活は超遠いと気付いた

今から10年ほど前でしょうか。当時の私は20代後半に差し掛かり、アパレルショップのマネージャーとして仕事にも慣れてきた頃でした。月給は30万円ほどで、毎月5万円程度を貯金する、お金持ちでも貧乏でもないごく普通の暮らしをしていました。

ある日、同僚とランチを共にしていると、ミニクーパーを300万円で買ったという話を耳にしました。おしゃれな外車を買ったのです。同僚の収入は私とほぼ同じくらいです。その話を聞いた瞬間、「月に貯金できるお金はせいぜい5〜10万円。そう考えると、この人は何ヶ月分の貯金を使うことになるのだろう」と思い、思わず心配になってしまいました。

少なくとも月給30万円の人にとって、300万円は数年分の貯金に相当する金額です。車を買うこと自体は特別なことではないですが、これを買うだけでしばらくは何をしても家計が赤字になるのかと思うと、同僚のことが心配でなりませんでした。

そして「普通の給料でできることって、本当に限られているのではないか?」と、将来や現実の厳しさをひしひしと感じました。

子供の頃、「大人の普通」だと思っていた【かっこいい車を買って、夏休みは海外旅行に行く】——そのようなことを実行するには、全然お金が足りないのでは? なんて思うようになったのです。

欲しいものを買う、住みたい場所に住む、美味しいものを食べる、行きたい場所に行く、良いサービスを受ける、子供にしてあげたいことをする。お金がないとできないことは、世の中に数多くあります。何も高級品を楽しみたいと言っているわけではありません。ただ、ちょっと素敵な毎日を夢見ていただけなのです。

私の仕事はアパレル店員です。運よくキャリアアップできたところで、大して昇給はしないだろうと予想していました。ファッション業界にあまり稼げるイメージはないですよね。こうして20代にして、自分の人生を経済面で悲観するようになってしまいました。