あなたがどんな思い込みを持っているかで、どんな生き方をしていくか決まっている――引き寄せの法則から宇宙の法則を知り、奇跡的な願いを叶えてきた「願い実現マスター」のぜっきーさんが、観測と磁力をキーワードに「自由な自分になる方法」を語ります。
目次
観測と磁力で世界が変わる
意識を向けたものが固まる
「自由な自分になる方法」は、私ぜっきーのブログのタイトルです。今日はここ最近特に私が皆さんにお伝えしたいと思っていた、観測と磁力の2つについてお話しします。なぜこの2つなのかというと、私はこの7年間で引き寄せの法則から始まって潜在意識や心理学など、意識について多方面で学んできたのですが、それらが私のなかでひとつに集結してきている面白い時期だと感じているからです。
観測と磁力、この2つを抑えておいたら、皆さんの世界が変わります。正確に言うと、視点が切り替わる。つまり、感じ方が変わるということです。世界が今まで見えた景色とまったく違う形になります。それを説明したいと思います。
観測の話から始めたいと思います。観測とは何か。量子力学の視点からものすごく簡単に話すと、私たちは素粒子という粒でできています。私たちが意識を向けたらそれが固まって現実化する。つまり、私たちが観測をすることで、粒が固まりになって形になる。意識をしていないときは、波の状態です。波の状態とは可能性の状態であると考えてください。
観測することで固まるということです。ここで引き寄せの法則が出てきます。引き寄せの法則というのは、思考は現実化するというものです。いい気分でいたら、それが世界に反映される。観測と引き寄せの法則は、実は言っていることは全く同じです。つまり、観測=意識を向けたものが固まって現実に現れるということです。
この観測というものが何を指すのか。観測というと、皆さんはだいたい目で見たものを観測していると思っています。もちろん目で見たものが固まって現実化するのも観測ですが、実は目で見たものだけではなくて、私たちが思っているもの、感じていること、考えていること、物事にでくわしたときに反応すること、それら全部が観測にあたります。
悩みの前提に気付く
観測していないつもりでも、観測していることに気が付くことが大事です。「こんなこと私は望んでいないのに、なんで現実化するんだろう」ということが起きたとします。でも、よくよく自分のなかを探ってみると、自分の無意識のレベルでこれはこうであると決めていることがある。それが、前提というものです。既成概念とかいろんな言い方があります。現実が出てきたときに、自分が望んでいないことが起きたとしても、自分が無意識のうちにこうだという前提を持っている。
なので、観測にあたって、その現実というものに対して、どんな前提や思い込みを採用しているのかということに気付き続けるかことが、一番大事なのです。
こういった話をするときよく質問を受けるのですが、「私はこういう人間なのですが」というところから悩みを話し始める人がいます。たとえば、「私はいつも彼氏とうまくいかないんです。好きな人ができて、その人のことを考えると胸がすごくドキドキして楽しい。彼とこんなデートができたら楽しい、と思っているのに、急にその人と連絡が取れなくなる。これは私のなかで何が起こっているのですか?」というふうな質問です。
この方は「私は恋愛がうまくいかない、彼氏とうまくいかないんです」と最初に言っています。これがすでに観測です。今までがこうだったから私はこうであると、スタート地点でその観測をしている。私は彼氏ができないと思っていて、彼氏ができそうで今度こそと思っても、また別れる現実がくる。思い込みが根本的にあるから、現実を複雑にしているのです。
観測は過去の思考の結果
私のコミュニティで話をしたときも、みんなが驚くぐらい、何人もの方がすでに観測していることに気が付かないまま悩みを話し出しています。「私はこれとこれはうまくいくけど、これとこれはうまくいかない。」と普通に話してしまうのですが、我に返って欲しいです。観測をしているから、そうなってしまう。思考が先、現実が後というのと同じで、思考は観測なので「そう思っているから現実になる」という仕組みを知ってほしい。
まずは、自分が無意識に観測していることに気付き続けることが大事です。自分が思っている以上にやっています。自分のなかで思っていないところで、自分を決めつけている。それが可能性を狭めているのです。自分がこういう人間だって決めつけている。「私ってこれ嫌いなんだよね」とスパンと言うのも観測です。だから、嫌いな人であっても食べ物であっても、嫌いの粒が集まって現実に現れる。
観測は過去の思考の結果です。つまり、今、現実がどうだということが、今の自分とは何の関係もない。なぜなら過去の結果だからです。だから、現実に反応していたらずっとそれが起きる。それを切り離す視点が、すごく大事だということです。
磁力は心の羅針盤
人生は航海のようなもの
次に磁力のお話をします。磁力とは何かというと、私はコアという言い方をします。ソースと一体化している状態とも言えるし、自分の本来の状態とも言えるし、自分が一番心地よい状態とも言える。磁力と言ったときに、イメージしてほしいのは磁石のなかでも方位磁石のことです。
人生は船に乗って航海に出ているようなものです。だけど、この磁力=心の羅針盤の力を上げていったら、その磁石が勝手に自分の思っている以上に、その船を自分の一番いい方向に向かわせてくれるのです。
その磁力をどうしたら強めることができるのかというと、気分の良さです。自分の今ここの地点で何が好きか、何に心ときめくか、何をしたいか、何を飲みたいか、何を食べたいか、そういう自分の小さな声を拾って叶えてあげること、それが磁力を少しずつ高めている。自分が自分の一番の味方になることも大事です。ジャッジをしない。どんな自分でも大丈夫だよと認めてあげる。そこに一気に行くのは難しいから、ちょっとずつ高めていく。自分に許可を出していく。それが自分の磁力を上げることになります。そうするとずっといい気分でいることができる。
それを続けていくうちに、現実にいいことが起こるから、いい観測ができて変える必要がなくなります。最初はイカダぐらいだったのが、ものすごく装備を付けた船みたいに、どんどん進めるようになる。意識の磁力を強めるというのは、実は観測と合わせると簡単なんです。観測を変えて、自分にとって都合のよい観測ができるようになると、自分の磁力がどんどん高くなっていく。
自分の磁力が上がっているから勝手に道も開けて、自分の必要なものが寄ってきます。当然、訳のわからないものも寄ってきますが「それはいらない」ときっぱり言えばいいだけのことです。磁力と観測だけをやっていたら人生は無双です。私は、引き寄せの法則とは何かを引き寄せる法則ではなくて、生み出す法則だと思っています。
スタートとゴールの間にあるステップ
どういう過程で望みが叶っていくかについての話をします。スタートとゴールがあります。「彼氏が欲しい」という望みがあるとしましょう。まずは、望みを具体的にイメージします。私は割とノートに書きます。妄想が好きなので、彼氏にしたい人の条件をどんどん書いていきます。こういう人がいいとか、ああいう人がいいとか考えるとワクワクしますよね。その望んだとおりの人が来ると勘違いしがちですが、そうではなくてこのワクワクした気持ちが作用するのです。
さて、彼氏を望みました。そして、好きな人が現れました。その人と付き合いたいとワクワクしました。けれども、その人に彼女ができてしまいました。そうしたら「終わった」「私の望みが叶わなかった」と思ってしまっていませんか。付き合いたい人に出会えたのはよかったけれど、その人に彼女ができたら「なんだ、やっぱり私の望みは叶わなかった」と思っていませんか。それは、みんなが一発合格みたいなのを狙っているからです。一発で叶うこともありますが、実はスタートからゴールの間にいくつものステップがあるのです。
せっかく現れた好きな彼に彼女ができたのは、ゴールに辿り着くまでに経験せねばならないことが起きただけにすぎないということです。彼と付き合うことがゴールだと思っているから、相手に彼女ができたとたん願いを取り下げてしまうので叶わないのです。すべての望みは叶うようになっていると私は言っていますが、この作用が面白いのは、ここで何回の過程を踏むかは自分でも予測ができないのです。でも、いつかは叶う。
思いもよらない結果もある
非常に面白いのは、観測を続けて磁力が上がっていくと、想定していない望みが出てきたりするのです。最初に好きだった人のことをAくんとします。でもAくんに彼女ができた、その過程を経ているうちに別のBくんが現れるのです。磁力が強くなったら、もっといいBくんが向こうからやって来る。自分が思っている以上にいい人が現れる。そして、次のステップは短くなるんです。最初は細かいステップがあります。このことをタイムラグと呼んでいます。起きた現実は過去の思考、観測の結果だから、気にしなくていい。すべてが過程のなかにあるとしたら、何をしたらいいかというと、望みを話して、気分を良く過ごして、磁力を上げていく。そうすると望む望まざるにかかわらず自分が一番いい方向に進んでいくということです。
だから、望みを叶えることが人生の目的にはならないんです。望みを叶えても叶えなくても、いい方向にしか行かないというのはこういうことです。皆さんもこんなこと望んでもいなかったということが起きた経験があると思います。自分の磁力が上がっていったら、思ってもいなかったのにこっちがよかった、Aくんと付き合わなくてよかったと思える。なんでも大丈夫という安心感が手に入ります。Aくんが好きだったし、ワクワクするという経験が手に入ったのはよかったけれど、結果Bくんが現れて付き合ったら、Aくんと付き合わなくてよかったと肯定に変わります。世の中はそういうふうにできている。
望みを叶えるって楽しいことだし、嬉しいことです。叶うまでのステップが何個あるかが自分で測れないだけで、何でも望みは叶うのです。全部が叶う方向に行っている。磁力が上がるというのは自分の純度が上がるということなんです。だから、企画が途中で頓挫したりとか、大ハプニングが起こったりしてもいいのです。そのときそのときの怒りがあったり落ち込んだりしても、それはすべて過程で「結果的にこのほうがよかった」というゴールに向かっているのです。だから私たちがやることはたったひとつだけ。いい気分でいることです。
気分の良さを選択する
観測を私たちは無意識にしています。意識的にしている観測に気付くことから始めます。そうしているうちに無意識に観測していることにも気付くことができるようになるので、気付くにはどうしたらいいかは考えなくていいです。頭で考えたら、気分が悪いですからね。でも、「嫌な気分になるからやめよう」と気付くところから始めたら、それだけで磁力が上がります。そうしたら勝手に自分の純度が上がっていくから、観測に気付けるようになっていく。なにも無理してやることはないのです。磁力と観測だけ分かっていたら、無双です。
気分の良さだけを選択する。「気分の良さ」についてはもっといい言葉がないかと、私は望みを放っているので、そのうちいい言葉が見つかると思っています。いい気分、気分の良さ、心地よさ。それに定義はないのです。むりやりポジティブでいても、いい気分ではありません。ネガティブでも怒りをバンと出したらすっきりと気分が良くなったりします。だから、ネガティブな感情を持つことも自分に許可したらいいのです。「どんな感情もギフトだ」という考え方が分からないという人がいますが、許可が出ているかがポイントです。
そして、望みの仕組みの話をしました。望みを放ったらすべて叶う方向に向かっているのだけれど、その過程で望みを取り下げてしまうと叶わない。過程で起こることの細かさは人によって異なります。ものによっても異なる。究極のところ前提によって異なります。
過程で起こることは、自分の心地よさのなかで磁力が上がっていくと勝手に解消されるものです。とにかく大事なのは観測と磁力です。自分が日々、生活していくなかで何をどう見ているかに、皆さんは今日の帰り道から気が付くと思います。そしたら皆さん驚くと思います。私はこんなことを思っているのか、考えているのかと。そうしたら、一気に変えないことも大切です。最初は大きな望みが出るから、その階段を小さくしていきましょう。そのすべてのカギは自分の観測と磁力なのです。
(画像提供:iStock.com/Hakase_)
ぜっきー 願望実現マスター 最大級にふざけ倒して現実創造を目指す謎のコミュニティ「ぜき組」組長 HKQ48・総合プロデューサー 千葉のロックスターJAGUARさん公認MC ----- 90年代の料理・雑貨・インテリア業界に旋風を巻き起こしたパトリス・ジュリアン氏の一番弟子であり、その組み立てられた絶妙な世界観に惹かれるファン多数。 スターバックスコーヒージャパン、第一三共、ネットイヤーグループ・リクルートキャリア等有名企業の人事採用を多数経験。その中で培われたディレクション能力で、総数1万2000人規模のセミナー・イベントを複数担当。登壇者でありながら裏方のプロでもある。 2014年、カフェ経営でどん底を味わった経験から「引き寄せの法則」を知り、様々な「ありえないほどの願望実現」をアッサリと叶えるようになる。その後、脳科学・潜在意識・心理学を修得、全ての方向から「自由」を追求する生き方、あり方を言葉と存在で発信。 自身の世界観を細部に渡り表現することに長けており、独自で編み出したメソッドを活かしたノートワークは「非常にわかりやすい」「世界の見え方が一瞬で変わる」と定評がある。 趣味はロック鑑賞とキャンプ。レトロパソコンマニア(FM-7ユーザー)・昭和アニメおたく・カフェ巡り・本屋巡り。 PERSONZとギタリスト本田毅氏、宇宙刑事ギャバンの大葉健二氏、そしてJAGUARさんを心の奥底から敬愛している。 無類の鳥好き。インコを多数飼っている。 ■ その他告知 ・アメーバオフィシャルブログ「自由な自分になる方法」 https://ameblo.jp/ansama0311/ ・Twitter https://twitter.com/zekkie_0311