マッチングアプリ37歳ガケっぷちOLの話

マッチングアプリで付き合う前に体の関係に…残酷すぎる男女の気持ちの違いを解説

#連載エッセイ
#マッチングアプリ37歳ガケっぷちOLの話

付き合う前に体の関係を持った男性の心理

好きじゃなくてもヤれる

男性は「子孫を残す」という遺伝子レベル的な刷り込みのせいなのか何なのか。好きじゃない女性でも抱けてしまいます…悲しいけどこれは真実です。
男性にとっては「セックスした=好き」というわけではないんです。

体の関係を持ったことで目標達成してしまった感

女性にとって「セックスすること」は、2人の愛情をレベルアップさせるもので、あくまで途中経過。ゴールじゃないんです。
でも男性にとっては「セックスすること」が、一種のゴールになってしまっているんです。
そのため、最初にヤってしまった段階で、もう「目標を達成した」と感じ、あなたに対して、これ以上エサを与える必要がなくなってしまったんです。

この子は付き合わなくてもヤらせてくれる ⇒ 本命彼女の席は別の子のために空けておこう

前述したように、セックスは彼にとって1つの「目標」です。本来であれば目標を達成するために、あの手この手を尽くすわけです。
苦手なLINEをがんばってみたり、勇気を出してデートに誘ってみたり、好かれたいからご飯をご馳走したり…みたいな。
そうやって追いかけている子に対しては、自然と「彼女になってほしい」と思うわけです。だって、普通は彼女にしないと体の関係をもてないわけですから。
【オレが頑張る→彼女が振り向いてくれる→付き合えた→ようやくセックスできる】
っていうのが、彼の中の順当な恋愛。

でも、前半をすっ飛ばして「セックスできる」なら、その前段階の「付き合う」っていう過程をわざわざ踏む理由がないんです。
「付き合う」っていうのは、男女にとって一種の契約。
「今後、他の異性とは恋愛関係になりませんよ」っていう約束なんですよね。

男性は、彼女ができると、嬉しい半面、「他の女の子と遊べない」という制約も背負っているわけです。
ところが!契約を結ばなくてもヤらせてくれる女の子がいたらとしたら、どうでしょう?
『わざわざ「付き合う」っていう契約を結びたくない!』という心理になるんです。
もしかしたら今後、もっとタイプな女の子が現れるかもしれない。
その子に「付き合ってください」と言えるように、「本命彼女の席は空けておいた方がいいじゃないか?」という結論に至るわけです。

きっと自分以外にも簡単にヤらせる子 ⇒ 本命彼女にはしたくない

彼のことが好きだから、相手が彼だったからこそ関係を持ったのに、そんなこと思われるなんて心外!って感じですが…これが男性の本音なんですよね。

逆に女性でも、ありませんか?
「こんなにグイグイくるってことは、きっと他の女の子にもグイグイいってるんだろうな」とか「こんなに優しいなんて、きっと彼は誰にでも優しい人なんだろうな」とか、思うこと。
「私にしていることは、きっと他の女の子にもしているんだろう」と。
ある意味「自分だけが特別」なんてうぬぼれたくないっていう心理なのかもしれません。

初手からセックスしてしまうと、「自分に簡単にヤらせたってことは、他の男にも同じように簡単にヤらせるんだろうな」と彼の本命候補から外れてしまうんです。
「自分と付き合ってからも、他の男と関係を持ちかねない」ということを、彼は懸念しているんです。

先に体の関係を持ってしまっても逆転可能?!本命彼女になる方法5選

付き合ってくれない男性心理は分かったけど…
「そんなこと言っても、もうヤってしまったんだけど!」「今さら言われても、後の祭りなんだが!」というそこのあなた!
安心してください。ヤった後の対応に気をつければ、まだそこから挽回できる可能性はあるんです!

では、「体の関係から本命彼女になる方法」を見ていきましょう!

あなたのことを「手に入れた」と思っている彼に「いや、まだあなたのモノじゃありませんけど?」ってことを態度で伝えましょう!
趣味でも友達との時間でも、とにかく彼以外の楽しいことを見つけて「彼がいなくてもハッピーな自分でいること」が、一番大切なことなんです。

①次に会った時は絶対にセックスしない

これはもうね、テストに出ます!絶対に徹底してください!
一度体の関係をもってしまうと、次も、その次も、ズルズルと関係を持ってしまいがち。
でもね、それこそが彼と「付き合えない」一番の原因なんです!

彼は上記の「男性心理」にも記載した通り、セックスしたことであなたを「手に入れた」と思っているし、目標を達成したことで「満足」してしまったんです。
さらには、あなたに「誰とでも簡単にヤる女」というレッテルを貼った可能性すらあります。
それらを覆すには「次は絶対にセックスしない」こと!
「まだこの子は手に入っていないんだ」ということを分からせ、「本当は簡単にヤらせたりする子じゃないんだ」と思ってもらう必要があるんです。

そのために、次に彼と会う時には、ぜひ下記に注意してデートを楽しんで下さい!

これを徹底していれば、彼はまたあなたを追いかけたくなるはずです。
大好きな彼に触れられないのは辛いかもしれませんが、長期的な幸せのために、今は少し我慢して、本命彼女への道を開きましょう!

②彼に執着しない

男性にはもともと「狩猟本能」が備わっていると言われています。彼にとって、恋愛も狩りと一緒。
手に入れるまでが一番楽しいし、燃えるんです。

セックスした後にあなたが彼に執着したり依存しすぎたりすると、彼はあなたのことを完全に「手に入れた」と思って、安心してしまうんです。
男性は、安心すると他の女性を見たくなる生き物。
「まだ私は手に入ってないよ」と態度で示すためにも、彼への執着心にはいったんフタをして、彼以外のことに目を向けましょう!

③自分の時間を楽しむ

前述の「彼に執着しない」に付随しますが、「自分の時間を楽しむ」ことを意識しましょう!
彼のことを思って、不安になったり悩んだりしている時間ほど、無駄なものはありません。
あなたにはあなたの人生がある!あなたにはあなたの幸せがある!

趣味でも推し活でも友達との時間でも、何でもいいので彼以外のことに時間を使いましょう。
彼からのLINEを待たないでください。突然の誘いは断って下さい。他に予定が入っていたら、そっちを優先させて下さい!
彼の顔色を伺いながら不安そうな顔をしている女の子より、自分の時間を楽しんでいるハッピーな女の子の方が、彼は追いかけたくなるんです!

④自分を卑下しない

彼とセックスするまでは、自分の方が優位で、彼が何でも言うこと聞いてくれていたのに、体の関係を持った途端、なぜか彼の方が優位に立って、あなたが彼の顔色を伺っている――
実はこれ、男女の関係で本当によくある「逆転現象」なんです。
これがエスカレートしていくと、女性側はどんどん自信がなくなって、例え彼が付き合ってくれなくても、「私なんかと会ってくれるだけありがたい」とか思い出すんです。
この「私なんか」思考は、本命彼女の座をさらに遠ざけることになります。

男性の立場になってみてください。自分より価値が「下」だと思っている女性と、わざわざ付き合いたいと思うでしょうか?
自分と対等、もしくは自分より価値が「上」だと感じる女性と付き合いたいんです。
自分より「下」の女性は、セフレで十分。

だから、自分から自分の価値を下げるような発言や行動は、絶対にしないでください。
「私なんか」は禁止!
「私ってかわいい」「私ってイイ女」「こんなに素敵な私とデートできるなんて、あなたは幸せね?」くらいのマインドでいるようにしてください。

⑤彼女ヅラしない

セックスしたからって、あなたは彼の「彼女」になったわけではありません。
「付き合う」ということは、「他の異性のことをもう見ませんよ」という契約なんです。
その契約をきちんと交わしてない以上、彼が他の異性と会ったり連絡を取ったりすることを、咎める権利はあなたにはありません。

彼女でもない子からの「他の子と会わないで」「連絡とらないで」なんて束縛は、彼にとってはウザい以外の何物でもありません。
「何で連絡くれないの?」「インスタやるヒマがあったら返信してよ!」なんて、連絡を催促するのもNG!
そんなことを繰り返していると、「付き合ってもないのにこんなに束縛してくるって…付き合ったらもっとヤバそうだな、この子」と彼は警戒することでしょう。
そうなると、「本命彼女」の座はますます遠のいてしまいます。

インスタのストーリーで他の女の子との匂わせストーリーを見てしまったら、「楽しそうだね」なんて嫌味DMの1つも送りたくなる気持ちは、本当にものすっごく分かるんですが(←経験済み)、そこはぐっと堪えて、「他の子を見たいなら見ればいいよ。どうせ私が一番イイ女だし、最後に選ばれるのは私なんだから!」くらいの余裕をもって、そっとインスタを閉じましょう。

「本命彼女」になりたいなら「彼女ヅラ」をした束縛や催促は禁止!
そうやって不安をぶつけていいのは、「本命彼女」の特権なんです。
逆に言うと、「本命彼女」になれれば、彼はあなたの不安に正面から向き合ってくれるはずですよ!

いかがだったでしょうか?
今回は「体の関係からでも付き合える方法」について書かせて頂きました。
「好きな人と付き合う前にセックスしてしまった!」という方は、ぜひ参考にしてくださいね!

私の書いたエッセイが、恋愛でお悩みの方に少しでも届いていれば、嬉しいです。
読んでくださった皆様(と私)に、たくさんの幸せが訪れますように~♪
最後までご覧頂き、ありがとうございました!

(画像提供:iStock.com/doble-d/CoffeeAndMilk/Deagreez/fizkes/PeopleImages/pixelfit)


くしゃ美
恋愛小説家・ライター。ガケっぷちの37歳独身OL。
実体験をもとにした恋愛小説が全国東映系にて映画化!過去のどうしようもない恋愛や遊びまわっていた時代の経験などを活かし、恋愛ライターとしても活躍中。
最近の日課は、彼氏にフラれた勢いで始めたマッチングアプリにメッセージを返すこと。スマホを操る親指使いだけが日々極まっていく。誰か助けて(絶賛彼氏募集中)

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