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料理初心者がおさえておきたいこと|用意する道具やおすすめの本も紹介

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料理初心者とは、「料理に馴染みがなくこれから始める人」のことです。新生活が始まったり、一人暮らしを始めたりすると、今まで料理に馴染みのなかった人も、料理に挑戦する機会が増えるのではないでしょうか。この記事は、これから料理を始めたい初心者に向けて、料理に必要な道具や、初心者が挑戦しやすい調理法などを紹介します。料理を楽しみながら上達できるように参考にしてください。

料理初心者がするべきことは?

料理に挑戦するときに、一番初めにするべきことを紹介します。

好きなものを作ってみる

初めて料理をするときは、今までに食べたことがあったり、自分の好きなものを作ることがポイントです。食べたことのない料理は味のイメージがしづらく、よく料理をする人でも難しいことが多いので避けた方がいいでしょう。

作ってみたいレシピを見てみる

作ってみたいメニューが決まったら、料理本などでレシピをチェックします。作る前には、必要な材料や道具、工程、調理時間などを確認しましょう。工程が解りづらいものや調理時間の長いものは、料理に慣れてからの挑戦がおすすめです。

料理初心者が用意するべき料理道具とは?

初心者が料理をする上で用意するべき基本的な料理道具を紹介します。

包丁とまな板

食材のカットには包丁が必要です。三徳包丁は、ほとんどの料理に対応できます。お手入れが楽なステンレス製、刃渡りは20㎝以下が使いやすいでしょう。まな板は、殺菌消毒しやすいポリエチレンがおすすめです。作業スペースに合ったサイズを選びましょう。

フライパン・鍋

フライパンは、焼く・煮る・茹でる・揚げるなどさまざまな料理で使えます。蓋がついた直径24~26cm位のフライパンが1つあると便利です。直径20㎝程の両手鍋は、味噌汁やカレーなどの汁物を作るときにも使えます。ガス火・IH対応なども確認してから、購入しましょう。

おたま・菜箸

おたまは汁物などを盛り付ける際に必要なので、1つ用意しましょう。熱に強いステンレス製だと安心です。菜箸は複数組あると、さまざまな工程に対応できるので便利です。

計量カップ・スプーン

レシピ通りに料理を作るためには、食材の計量が欠かせません。計量カップと計量スプーンがあればほとんどのレシピに対応できるので、揃えておくとよいでしょう。面倒でも正しく計量することが、料理の成功への近道になります。

ボール・ざる

ボールやざるはサイズ違いのものをいくつか揃えておくと便利です。直径23㎝前後と15㎝前後のものがあると、用途に合わせて使い分けできます。電子レンジ調理にも使える素材だと用途も広がるので、確認してから購入しましょう。

初心者におすすめの料理本とは?

初心者が挑戦しやすいレシピが掲載されていて、「作ってみたい」という気持ちが高まる料理本を紹介します。

料理のきほん練習帳


メインからサイドメニューまで、定番料理を中心としたレシピが100種類も掲載されています。素材の美味しさを引き出す味付けのタイミングや美味しくなる理由、食材を切るときの大きさの目安として実物大写真などが載っていて、初心者にもわかりやすい内容になっています。

おいしさのコツが一目でわかる 基本の料理


人気料理のカレーやから揚げなどが、初めてでも失敗しないようにわかりやすく紹介された料理本です。基礎なども含めて全ての工程で写真を使って説明しているので、初心者も理解しやすい料理本です。

おいしすぎてほめられる!料理のきほんlesson


和洋中の料理が105種類も掲載されていて、料理の手順写真とポイントもわかりやすく紹介されています。イベントメニューや朝食向けのセットメニューなど、さまざまなシーンに対応できる内容です。

料理のコツ 解剖図鑑


料理に少し慣れてきたものの「なぜか料理が美味しく作れない人」におすすめしたい本です。この本には「涙がでない玉ねぎの切り方」や、レシピには載っていないけれど料理がおいしくなる「コツ」などが、科学的に解説されています。フルカラーの図解イラストが非常にわかりやすい1冊なので、気になる人はぜひチェックしてみましょう。

カレンの台所


難しいことを考えたくない人には、こちらの本がおすすめです。「言葉の魔術師」とメディアで話題の滝沢カレンが、Instagramで公開したレシピを掲載しており、読むだけでも楽しめる独特な世界観のレシピ本です。言葉通りに作るだけで楽しくうまく作れると話題になっています。読んだら作りたくなるレシピは、描きおろしを含め全30種類が紹介されています。

初心者がおさえておきたい料理のポイントとは?

初めて料理に挑戦する人がやるべきことを紹介します。

レシピを決める

作りたい料理のレシピを、まず1つ決めましょう。レシピの内容をしっかり確認して、材料や分量、調理器具などを揃えることが大切です。

調理をする

調理をする前には、必ず手を洗いましょう。手には食中毒につながる細菌などが付いている場合があります。肉魚類を扱うときや手を汚したときなどは、調理中も手を洗いましょう。調理時のポイントについては、以下で説明します。

分量を守る
料理のおいしさは、食材や調味料の分量を守ることで決まります。調味料は、味付けだけでなく、食材の柔らかさや食感などに影響するので、正確な計量が重要です。

味見をする
味見は、プロの料理人も必ず行う作業です。レシピ通りに調味料を計量しても、メーカーによって味の特徴が異なることもあるので、しっくりこないことがあります。出汁を取った後や塩を振った後など、こまめに味を確認すれば、大きな失敗をすることはないでしょう。慣れてきたら味見で調味料の調整も可能になります。

料理初心者が挑戦しやすい調理方法とは?

初心者が挑戦しやすい調理方法と、その具体的なメニューを紹介します。

炒める

熱したフライパンなどを使用し、食材を油で加熱する方法です。短時間で簡単にでき、ビタミン類の損失を防げます。手早く調理するためには、食材のカットや調味料の用意など下準備をしっかり行いましょう。

具体的なメニュー
炒める調理のメニューは、肉野菜炒め・炒飯・焼きそば・きんぴら・ソテーなどです。

茹でる

料理の基本ともいえる方法で、茹でた食材をそのまま食べたり、あく抜きなど他の調理の下処理として利用します。茹で方は「水から茹でる」と「水を沸かしてから茹でる」の2種類があります。

具体的なメニュー
茹でる調理のメニューは、ゆで卵・パスタなどの麺類・おひたし・ブロッコリーをはじめとする緑黄色野菜を茹でたホットサラダなどです。

焼く

フライパン・オーブン・グリルなどで食材を焼くシンプルな料理方法です。素材の持ち味を活かせる方法ですが、火加減が美味しさを左右するので、「炒める」「茹でる」よりは少し難しくなります。

具体的なメニュー
焼く調理のメニューは、卵焼き・焼き餃子・焼き魚・ハンバーグ・パンケーキなどです。

煮る

100度程度の煮汁で食材を加熱する方法です。煮汁の量は料理によって異なり、煮汁を残さずに煮上げたり、煮汁をしっかり残すなどさまざまです。日本料理には、煮る料理が多くあります。

具体的なメニュー
煮る調理のメニューは、シチュー・カレー・おでん・豚汁・サバの味噌煮などです。

和える

カットや茹でるなど下ごしらえした食材を、調味料で合える料理方法です。とても簡単で食材自体の味を引き立てます。調味料にゴマやゆずなど薬味を入れることもあります。

具体的なメニュー
和える調理のメニューは、酢の物・胡麻和え・白和え・梅肉和え・大根おろし和えなどです。

蒸す

あらかじめ下ごしらえした食材を、蒸気で加熱する料理方法です。たっぷりの水分で蒸すので、ヘルシーな料理が多くあります。味付けは蒸す前後にすることがほとんどです。

具体的なメニュー
蒸す調理のメニューは、蒸し温野菜・おこわ・茶碗蒸し・貝の酒蒸し・蒸しパンなどです。

基本をマスターして初心者も料理を楽しもう!

初心者が、食べたことのない料理に挑戦すると、失敗してしまうことも多いでしょう。まずは、好きなものなど味のイメージが付きやすいもので、工程の簡単な料理から挑戦していきましょう。

初心者がおさえるべき料理の基本は、想像以上に多岐にわたります。ここまでの説明を読んでも「料理は難しくて大変そう」と感じる人もいるかもしれません。そんな人には、『カレンの台所』がおすすめです。楽しみながら読めて、言葉通りにすれば料理が作れてしまうので驚くかもしれません。料理のイメージが「難しい」から「挑戦してみたい」に変わっていくでしょう。

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(画像提供:iStock.com/miya227)

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