すっきり!シンプルな暮らしをお金をかけずに楽しむ為のおすすめ本

世の中に情報やモノが溢れ選択肢が増えすぎて、複雑になってしまっています。新しいモノを追い続けているとキリがありません。お金をかけずに、今あるもので楽しく生活をするシンプルなライフスタイルをしてみませんか。


年間200冊以上読書をする書評ブロガーの金釘誠です。
ルンバが自動で掃除をしてくれて、洗濯機をまわせば乾燥までやってくれ、携帯電話が家のあらゆる家電のリモコンになる時代になりました。
技術の進歩により、日々の生活の効率化を目指し、便利なモノが次から次へと出てきます。

しかし、「便利」になっていくはずの生活が、モノが多くなり選択肢が増え過ぎた為に、複雑になっています。

モノを増やして、心を満たそうとするのではなく、
余計なものを減らし、断捨離をして、よりシンプルにすることで楽しみながら生活を充実することもできるのです。

今回は、余計なお金を使わずにシンプルな暮らしを楽しむために、読んでほしい本を4冊紹介させていただきます。
「衣」「食」「住」のシンプルな考え方を知ることができる本を選びました。

 

【衣】断捨離!クローゼットには服は10着だけ


「フランス人は10着しか服を持たない」ジェニファー・L・スコット(著)
「フランス人は10着しか服を持たない」という本のタイトルにあるように、アメリカ人の著者が訪れたフランスのマダムは、クローゼットに10着しか服が入っていませんでした。

次々と新しいものを求めて大量に消費するアメリカのライフスタイルとは正反対に、パリのシックな女性は、大事なことにはお金をかけますが、ムダを嫌い、見栄を張りません。本当に気に入ったものだけを長く使う、シンプルな暮らしをしています。

フランスの女性は、自分のスタイルを知って、しっかりとそれを貫いています。

あれもこれもと取り入れるのではなく、自分にあったモノだけを身につけ、自分を知っているので、そのスタイルに自信をもっています。
私たちは、その姿に美しさを感じるのです。

本当に気に入っている服だけを着よう。自分がよく似合って、自分らしいと思える服を着よう

「オシャレ」を目指して、たくさんの服を買い、毎回違う服を着ようとすることは時間もお金ももったいないです。
自分にあったスタイルを見つければ、服は10着あれば十分です。
自分のスタイルを探すところから楽しみながら取り組み、新しい自分に出会えってみてはいかがでしょうか。

 

【食】冷蔵庫がない生活をたのしむ

「寂しい生活」稲垣えみ子(著)
著者の稲垣さんは、東日本大震災をきっかけに電気をできるだけ使わない生活を目指し、冷暖房、掃除機といった家電を次々に手放し、冷蔵庫や電子レンジまでも使わない生活をされています。

家電は、本来は生活を「便利」にするために作られています。
冷蔵庫ができることにより、食物を保存することができます。
しかし、保存できることによって必要以上の食物を保管するようになってしまい、たくさん食物を抱え、腐らしてしまいムダを生んでしまっているのも現状です。

稲垣さんは、冷蔵庫で保存できない代わりに、野菜を干して長期間保存できるように工夫されています。野菜は干すことにより、味が濃縮されおいしさが増します。

人は家電がないことにより、「不便」と考えてしまいます。
不便を「無駄な時間」と分類し、それで終わってしまっています。

自分の時間をずうっと2つに分けてきたのです。「無駄な時間」と「役に立つ時間」と。

家事は何も生み出さず、「価値がない無駄な時間」と考えがちです。
家事の時間を「無駄」と思っている時点で、その時間は本当に「価値がない時間」となり、無駄に過ごしてしまうことになってしまいます。

日常の中の「無駄だ」「役に立たない」と思ってしまいそうなこと、そう「面倒くさい」と思っていたことを、心を込めて一生懸命やること。

ポイントは、稲垣さんは我慢してやられているのではなく、楽しんでされていることです。
「便利」な家電に頼らずに生活するって、本来のヒトの生きる姿に戻るということです。

毎日、心を込めて一生懸命行う過程の中で、「便利」な世の中になってしまい、私たちが忘れてしまっていることに気付けることがあるのだと思います。

極端にも思える生活ですが、その生活の中で著者の稲垣さんが感じられたことに私は共感しました。

 

【住】センスはいらない、ルールに従うだけでオシャレな部屋に

「今あるもので『あか抜けた』部屋になる。」荒井詩万(著)
部屋をオシャレな空間にするには、オシャレな家具やインテリアが必要だと私は思っていて、「今はムリ!」とあきらめていました。
しかし、それは私の思い込みでしかありませんでした。

お金やセンス、部屋の広さがなくても、部屋をオシャレにする方法があるのです。

センスのいい部屋にするには、ルールが存在したのです。

部屋のコーディネートがうまくいかないのは、その「ルール」を知らないだけです。
いろんなモノを揃えたり、飾ったり複雑に考えてしまいがちですが、いたってシンプルで、ルールに従うだけでオシャレな部屋にすることができます。

下記は、本に書かれている「ルール」の一部を抜粋です。

あか抜ける部屋作りのルール
・入口の対角に何を置くかですべてが決まる
・1ヶ所だけでに目線を集めて見せ場をつくる
・床の余白は3分の2がベストバランス
・クッションは3個が正解である
・壁は余白が9割。まずはそこからスタート
・写真はモノクロにするとギャラリーになる

その他にも、リビングルーム、子ども部屋、玄関、和室などの場所別のルールや、ソファやテーブルなど家具を購入する際のポイントも書かれており、すぐに実践できることも含め、具体的にまとめられています。

部屋を変えることは、自分の環境を変えることです。

家は自分自身を映し出す鏡。部屋が変わればあなたも変わります。
まずはルールを知り、実践して、その変化をたのしみ、自分らしい空間をつくっていきたいですね。

 

理想的なシンプルライフスタイルを歩む

「あしたも、こはるびより」つばた英子、つばたしゅういち(著)
83歳と86歳の夫婦が、名古屋市近郊のニュータウンの片隅に35年前に引っ越しました。
そこに家を建て、畑を耕し、雑木林も育てながら、自給自足に近い形の夫婦の生活が書かれたのが、この本です。
このお話は映画化もされました。(映画「人生フルーツ」)

私は、はじめてこのご夫婦を知った時に、「理想的なライフスタイルだ!」と感銘したほど、ステキな生き方をされています。

四季にあわせた野菜を育て、必要なモノは自分たちで作り、自然と共存されながら生活をされています。
都会の真ん中であっても、自分たちで環境をつくって自然とともに生きることができるなんて考えもしませんでした。

高齢になるほど消極的に生きていくのではなく、シンプルに、ただ日々の生活を丁寧に行い、充実した毎日を過ごされています。
夫婦の生活は、歳を重ねるごとに体力的にできなくなることもあれば、新しくできるようになることもあり、それも含め自分たちのペースでたのしみながら前に進まれています。

 

「シンプルなライフスタイル」をたのしむ

「衣」「食」「住」について、シンプルなライフスタイルについて考えてきましたが、共通してわかったことは、「シンプル=自分のスタイル」ということです。

シンプルに生きるとは、自分のスタイルを築いて、それをやり続けていることです。

インターネットの普及により情報が氾濫していて、世の中が複雑になってしまっています。
さらに、自分が好きなモノを買って身に付けたいのではなく、「自分が」ではなく「他人が見てどう思うのか」という他人の目線を気にして生きる人が多いのです。

その結果、流行に流されて、その都度新しい商品や服を買ったりして、お金や時間を消耗し、生きづらくしてしまっています。

まずは、クローゼットにしまい込んである必要のない服を断捨離し、自分の生活の場である部屋を整理整頓するところからスタートしてみましょう。
今あるもので、あか抜けたオシャレな部屋作りをルールに沿って行い、シンプルな生活環境をつくって、そこから「自分のスタイル」を作ってみてはいかがでしょうか。
自分のスタイルを築き、そのスタイルを大切にし、ただただそのスタイルを丁寧にこなしていくことが、充実した生き方につながっていくと、この4冊の本を読むと感じていただけると思います。

今回取り上げさせていただいた4冊の本の著者に共通していることは、
みなさん楽しんで取り組んでいるということです。
シンプルな暮らしで、お金と時間を生みだし、心にゆとりをもった生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(執筆:金釘 誠)

(画像提供:iStock.com/LumineImages/CarmenMurillo/martaguerriero/KatarzynaBialasiewicz/fizkes)

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