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成功へのステージを一段ずつ上がり、人生の王座を奪還しろ/大坪 伸

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1年後になりたい自分に、どうやってなるのか? 成功へのステージを一段ずつ上がり、人生の王座を奪還するために必要なマインドとは。波瀾万丈な人生で知り得た、劇的に人生を豊かにする秘訣を特別版にて伝授します。

人生の王座を奪還しろ

1年後になりたい自分

私たちのまわりには、人生を誰かしらに支配されていて、思ってもいない人生、理想通りではない人生を歩み続けている人が多いです。そういう人たちがどう変われば人生がよくなるのか、をお伝えしていきます。
みなさんは、1年後にどんな自分であれば最高だと思いますか。例えば、年収はこのくらい、こんな友達に恵まれている、こんな仕事をしていたいなど、なんでもいいですから1年後にこうなっていたらいいと思う理想を口に出してみてください。
次に、こう聞いてみます。「どうやって、そうなるのですか?」
例えば、ベストセラー作家になっているのが理想なら、どうやってベストセラー作家になるのか。1年後の理想の自分がどうやったらなれるのか、と考えてみてください。

そのフレームは間違っている?

ここで重要なポイントは、理想どおりになれる人となれない人がいるということです。絶対にそのままの自分ではなれないと思う場合と、自分ならなれるのではと思える場合があります。
私たちは人生のレールに乗って流れ流されるままに生きています。その場合に、理想に向かっていないレールに乗っていることがあります。違うレールに乗っている場合、フレームを変換しないと理想にたどり着けないということを覚えておいてください。
最初、私たちは所属もなにもない状態で産まれます。成長するにつれてなにかに所属していくわけですが、そこでフレームというのをはめ込まれていくのです。

人間が成長していくためのメカニズム

ステージ1「わがまま」

ステージ理論というものから話の駒を進めていこうと思います。ステージ理論とは「人間が成長していくためのメカニズム」です。まず、人間というのはステージが8つにわかれていて、1からスタートしてFor me とFor youを繰り返します。
ステージ1はFor meです。産まれた瞬間、誰もが赤ちゃんです。赤ちゃんは、究極にわがままな状態で、抱っこしてもお腹空いても全部おぎゃーと泣いて表現します。ここから私たちはスタートします。

まず、「わがままになっていいんだよ」と、自分自身に言ってあげてください。わがままになって、なりたい自分になっていいと自分にしっかりと許可を与えておかないと、夢は絶対にかないません。私たちはわがままはダメだよと教えられているので、ダメな気がしているのですが、わがままでいいのです。赤ちゃんの頃には無限の可能性があったのに、抑圧されていくのです。

ステージ2「お手伝い」

幼少期になるとステージ2のFor youになります。4歳、5歳になると親のお手伝いをする子どもはかわいがられます。素直に言うことを聞くと褒められます。反対に、なんでも嫌だ嫌だ、と反抗していると、怒られます。ここでパラダイムシフトが起こるのです。考え方が抜本的に決まります。
泣いてもお漏らしをしてもなにをしてもかわいいと言われてきたのに、怒られるようになります。そこで、母親がどういう表現をしてくれたのかが性格の基盤になってきます。
例えば、ひょうきんなことをして笑ってくれたら、コメディアンみたいな性格になります。頭がいいことをして、母親がすごく褒めると頭をよくしようとします。無視が最大の恐怖なので、悪さをして母親が怒ると、わざと迷惑をかけようとしたりします。
このFor youの概念がなにかというと「お手伝いをする」ということです。社会人であれば隣の人が困っていたら手伝いましょうという類いの教養を身につけていきます。

ステージ3「自己主張」

ステージ3は、中高時代です。この頃に異性にモテていた人のイメージとはどのようなものでしょうか。その人は自己主張が強くありませんでしたか。例えば、バスケットボール部のエース、生徒会長など、目立っていたのではないでしょうか。陰湿な感じで、無芸の人はモテません。
この時期に「主張をきちんとする」ということを覚えていかないとステージ2にとどまってしまいます。文化祭でどんな役がやりたいかと聞かれて、お姫様がよかったら「お姫様がやりたい」とはっきり言う。ステージ2のまま3になった場合は、誰かに「お姫様」と先に言われたら「自分は木こりでいいです」と言ってしまいます。
そういう主張をきちんとしないと、私たちは窓際に追いやられてしまいます。主張ができている人は、いわゆる「中高時代にイケていた奴」です。イケてなかった人というのは、40代ぐらいでステージ3を満たすのに戻っていったりします。

ステージ4「協調性」

ステージ4は、一般常識を守っていこうというステージです。ステージ3のまま自己中心的に過ごしていたら社会から省かれますので、法律を守ろう、税金をきちんと納めよう、お年寄りには席を譲ろうなど、社会との協調性を持とうということです。
ステージ4は日本で普通に生きているとなるステージです。そして普通に生きていたら、4で止まります。だから、大抵の人はお金を稼げません。

ステージ5「欲望の許諾」

ステージ5はFor meの「欲望の許諾」です。この欲望の許諾を、自分でやらないといけません。フェラーリに乗りたいのなら、フェラーリに乗る。高級マンションに住みたいのなら、高級マンションに住む。ベストセラー作家になりたいのなら、ベストセラー作家になる。こうなりたいという自分に、自分で許可を与えてあげないといけないのです。
自分の欲望を声にしてみてください。心の中に宿っている本当の欲望を話して「じゃあ、かなえればいいじゃないですか」と言ってみましょう。ステージ5はすれすれのことをする人がけっこう多いです。でもそういう人がうまくいきます。自己顕示欲の強い人のほうが上がりやすいのです。

ステージ6「貢献」

ステージ6は、大概のいい思いをしたから、そろそろ他の人に、という段階です。
例えば、あなたはお腹が空いているとします。焼き肉をたくさん食べたいとする。たらふく食べた後に寿司屋に招待されたらどうでしょうか。自分はお腹がいっぱいなら、別の人に行っておいでと言える。こうなると、For youになれます。
社長になった後に、社員にどんどん還元しようとなれる。ステージ2や3を漂っているのに、社会貢献を目指してカンボジアに学校を建てたいとか、難民を救いたいと言っても力がないので結果論として無理な話になります。他者に貢献するまでには段階があるということです。

ステージ7、8「壮大な夢」「無償の愛」

ステージ7というのは、人生で到達する人はほとんどいません。For meなのですが「壮大な夢を持つ」ということです。人から馬鹿にされるような夢です。例えば、私であれば「2020年に武道館を埋める」というような夢です。人から馬鹿にされるような夢を本気で描いていけるという人生はおもしろいです。
そしてステージ8は、結局、「愛」です。キリストやマザーテレサのような「無償の愛」、偉人の世界です。

ステージ理論のルール

自分自身がどのステージにいるのかは、これを考えたらよくわかるはずです。自分はどこにいるのかをまずは認識してから、次のステージにいきましょう。それが人生をうまくいかせるための秘訣です。
これにはルールがあります。「段とばしでは上がれない」ということです。これは魂の修行なので、1から8に突然上がることはできません。そしてもうひとつのルールは「降りるときにはどこにでも降りられる」ということです。
成功したい場合はステージ5までは必ずいかないといけません。その上には、いってもいかなくてもいい。社長であれば、5はならワンマン経営でもいい。6はなおかつ、社員のためも考える。7はもう、そういうレベルではないんだという人です。7の人に会えることは少ないですが、会うと私は惚れてしまうような人が多いです。

自分のステージを認識しよう

自分は今どんなステージにいるでしょうか。その理由も考えてみましょう。それに対して「なかなかいい答えだ」と言ってみましょう。

ステージ1の大人はあまりいません。ステージ2の人は、なにが必要でしょうか。自己主張です。俺はこうなりたい、私はこうしたいとはっきり主張を貫くことです。難しいことですが、ステージを上がるときはパラダイムシフトが起こるのでどの段階でも全部難しいのです。

ステージ3の人は、わがままなままで一般常識がない人です。そういう人たちが4に上がるためには協調性が必要なので、それを理解していかないといけません。ステージ5へは前述したとおりです。

ステージ5の人は、夢をかなえている節があるのですが、ステージ6にいくためにまだまだ欲望をかなえていかないといけません。買いたいものや、やりたいことがあるのに、ステージ6には決していけないからです。だから、もっともっとがんばろうと思わないといけません。死ぬほど欲望を満たせたら、自然とステージ6に上がることができます。

ステージ6の人はある程度の成功はしています。ステージ6の人はステージ7になるために人から馬鹿にされるような夢を公言することが大事です。口に出すこと。口に出すと人に影響します。この夢は自分の自に向いていても他に向いていてもいいのですが、他に向けば向くほど、そのエネルギーが高くなります。

ステージ8へは一周回って愛だったという話なので省略します。そうやってステージを上げていかないといけません。

環境のチューニング

がんばっても上がれない

もうステージを上げなくてもいい、そのステージで幸せであれば、それを維持していけばいいでしょう。ただ、もっと成功したいのに今のステージに停滞しているのはナンセンスです。人は面倒くさがりで、恐がりな生き物なので、今のステージで停滞したくなってしまうものなのです。
それでも、どうしても変わりたい場合、ただがんばったとしても変われません。なぜかというと、すべてのエネルギーが周波数だからです。今よりもステージを上げたいなら、どうしたらよいのか。環境のチューニングをしないといけません。

まず、ひとつ目に誰とつき合っているのか。ステージを変えたいのなら、共有する時間が長い人を変えてください。親友やメンター、ビジネスパートナーなど、大事な人もいます。けれど、その人たちとつき合う時間を少し減らすのです。
例えば、奥さんや旦那さんでも足をひっぱる場合もあります。親友や飲み友達でもそうです。そういうときは少しだけ共有する時間を減らす。そして、その空いた領域で自分のステージを上げてくれる人間とつき合いましょう。

2つ目は、得ている情報を変える。アプリや新聞、よく読んでいるブログ、ツイッターなどはみな、いつも同じものを浴びているはずなのです。それを抜本的に切り替える。Facebookもインスタもアカウントを刷新して、購読している雑誌なども新しい物にしましょう。

3つ目に、家庭環境を変える。「よしやるぞ!」と思って家に帰っても部屋が最悪だったらどうでしょうか。例えば、椅子に座ると腰が痛くなる、パソコンのスペックが低くて固まりまくるとか、ゴミがあふれているとか、そんな環境では落ち込みます。
家に帰ったらエネルギー値が上がるような部屋にしてください。安いや古いは関係ありません。郊外で駅から20分のアパートの部屋でも、小綺麗で居心地のいい空間ならいいのです。

4つ目に、職場環境を変える。自分自身のステージは職場に依存する場合が多いです。職場の中から居場所を変えていくことによって、エネルギーを変えていく。部署を変える、上司を変える、デスクを変えるなどです。職場が今の自分を形成している場合が多いです

5つ目に、持ち物を変える。持ち物を変えると、エネルギーが上がりませんか。お気に入りのボールペンなどがあると、気分が上がったりします。興味がある持ち物でそれを持つとエネルギーが上がる物を持つといいでしょう。

これらを全部変えるのは絶対に無理だと思いませんか。責任や恐怖が伴うので、変われと言われても無理だという場合があります。そういう場合は変えられるものから変えていきます。職場は無理でも持ち物は変えられるとか、情報は変えられるとか。がんばる前に、環境を高い周波数のものに変換しないとうまくいかないということを覚えてください。

目標にレーザーフォーカスする

そして、成功したい場合は焦点を絞っていかないといけません。自分が今、レーザーフォーカスしないといけないことはなんでしょうか。あれもこれも大事という人は成功しません。成功する人は、捨てるというよりそれらを調整するのがとてもうまいです。ですから、みなさんが成功したいのなら、フォーカスしなければならないことを絞って、調整をしてほしいのです。
まずはそのフォーカスしたものに対して、明確な目標設定をしてください。英語を覚えるとしたなら、そのために海外に行ってこういうことをしたいという目標を設定する。そのときにセルフイメージが追いつかないといけません。自分なんか無理だと決めつけていたら無理です。

セルフイメージを高める

セルフイメージを高めるためには、そのための人間関係をつくることと、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。そうしてセルフイメージを追いつかせます。
ここで必ず重要になってくるのが、エネルギーです。エネルギーが高くないとうまくいきません。ポジティブでなんでも前向きに考える人はいませんか。一方でいつもネガティブでダメな人もいます。ポジティブとネガティブは、元気がいいか悪いかということではありません。内面に強いものを持っているかどうかです。表情として出てもいいですが、内に秘めていてもいいのです。
「私は絶対成功します」と誰かに話したときに、「絶対無理だよ」と言われた場合と「大丈夫ですよ、一緒にがんばりましょう」と言われた場合ではエネルギーの量が変わってしまいます。こういう人間関係が大切なのです。

ノウハウを間違えない

次に、ノウハウです。これを間違ってしまうとうまくいきません。目標達成するためのフレームは大切です。組む人間も大事ですし、やる方法論を間違っていたら無理なのです。高い山に登りたいなら、登ったことがある人に聞けという話があります。なぜなら「無理です」とは言わないからです。
否定をする人は山に登ったことがない人ばかりです。登ったことがある人の否定は本当に無理な場合か、あなたを嫌っているかのどちらかです。
ノウハウを学ぶ場合は、狙った山に登ったことがある人から学ぶということです。これを、モデリングといいます。このときに気をつけないといけないのは、レシピを混ぜると変な味になるということです。フォーカスする師匠を重複させたら変なことになりがちです。メンターがたくさんいるのはいいことですが、ノウハウをミックスさせて我流にするのはよくありません。ある程度うまくいけば、我流のスパイスの入れ方もわかりますが、最初はきちんと学ぶのが大切です。

 

(画像提供:iStock.com/shironosov)

大坪 伸


福岡県生まれの九州男児。貧乏な母子家庭で育つ。

17歳の頃にバイクを買う為に訪問販売の会社に入社し、あるジャンルで日本一の営業マンになる。そのまま会社に貢献してほしいと頼まれ、社長に高校を退学させられる。

18歳でフェラーリを現金一括で購入。フェラーリオーナーたちに助言され横浜で起業を果たす。初年度から年商5億円を突破して支店展開にも成功。

20歳の誕生日に自分で自分に新会社をプレゼントする。

愛知県の長者番付1位の会長から業務提携を提案されるなど事業は順調に進むが、母親と高校を退学する時に約束していた「将来的に定時制の高校を卒業する」という道を自ら選択する。信頼して業務を任せていた部下と取引先に裏切られて億単位の個人借金を負う事に。

それからは映画のような借金生活を余儀なくされて、多額の借金返済をする為に何十種類ものビジネスを手掛ける中で、誘拐されて拳銃を突きつけられたりなどして二度も命を狙われる。

サービス業の成功やNo.1ホストになったことで復活を遂げても、すぐに転落するという経験を幾度となく繰り返し、まるで天国と地獄を往復しているような波乱万丈な人生を味わう。

真剣に自殺を考えていた時に、コンサルティング業界と出逢い、最後の勝負を決意。奇跡的に全ての借金を1年で完済し、再び億万長者に返り咲く。

その後、欧米圏を中心としたあらゆる情報源から成功しても転落する原因を研究していると、そうなる理由は『人間』と『お金』の本質の中にあると気づかされ、死に物狂いで学習する。

自身の成功体験と失敗体験を軸とした独自の成功メソッドを開発。

大企業・中小企業の経営者、大手財閥商社の役員、世界で活躍する投資家、全国で店舗展開中の会長、カリスマ美容師、医者、弁護士などを指導する経営コンサルタントとして活動する他、成功を望む人たちへのサポートも積極的に行う。彼に運命を動かされた人は数知れない。

ニューヨークで音楽を学んだ後にメジャーデビューをした経験から芸能界に交友関係が広く、現在ではプロダクション事業、音楽・イベント事業を中心に、コンサルティング事業、ネット通信販売事業、Web制作事業など多岐に渡る事業を展開中。コピーライティング、セールス、スピーチを得意とし、特に彼にしか絶対にできないライブと呼ばれるセミナーは圧巻の一言。

昔から「旅」が好きなので全国をセミナーで駆け巡り、国内だけではなく海外でのセミナーも積極的に実践している。今、世界を舞台に活躍している最も注目のアーティストである。

 

 


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