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2人に1人が趣味を聞かれて困ってる? 現代人におすすめの意外な趣味とは

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ある調査で「趣味を聞かれて困った経験がある」と回答した人は約半数。特に20〜30代の女性の割合が多かったそうです。休日の過ごし方がいつも同じだとマンネリになることも。そこで、新たに趣味を持ちたいと思っている方にとっておきの趣味をご紹介!

「趣味は何ですか」と聞かれたら、すぐに答えられる?


仕事相手とのアイスブレイクや飲み会での雑談、はたまた合コンの自己紹介などでも、趣味が話題に上がることって意外と多いですよね。
そんなとき、無趣味だと答えに詰まってしまい、「つまらない奴だと思われたかな…」とモヤモヤ。あるいは、趣味と言っていいのかわからない趣味や、人に言いにくいマニアックな趣味の場合も、なかなか堂々とは言えないものです。

趣味に関する興味深い調査結果(※)があります。
「趣味を聞かれて困った経験はありますか」という質問に対し、「ある」と答えた人は20〜50代の男女全体のうち約半数。理由は「趣味がないから」のほかに、「趣味と言えるのかわからないから」「他人に教えるのが恥ずかしいから」「相手の反応が気になるから」などがありました。
また、趣味を持ちたいと思う人は、全体の約7割と多数。さらに、趣味を持っている人のほうが幸福感・充実感が高いと感じる人も、約7割にのぼっています。
※株式会社マーシュ「趣味に関するアンケート調査」(2014年)より

仕事や家庭生活が充実していて、趣味がなくても幸せな人もなかにはいるでしょう。でも、もしあなたが同じような毎日に退屈していたり、休日を持て余していたり、仕事のストレスを解消できず悩んでいたりするなら…。
今年こそ、夢中になれる趣味を見つけてみませんか?

せっかく始めるなら、長く楽しめて一目置かれる趣味がいい!


とはいえ、趣味をいきなり見つけるのは難しいもの。自分自身が楽しめるものであればなんでもいいのですが、せっかく始めるなら長く続けたいですし、できれば友達から「そんな趣味があってスゴイね!」なんて言われてみたい。

先ほどご紹介したアンケート調査では、趣味を持っている人の趣味内容についても取り上げられていました。回答の一部を挙げると…

・読書 ・旅行 ・音楽鑑賞 ・映画鑑賞 ・料理
・ショッピング ・スポーツ ・インターネット etc.

なるほど、どれも趣味としてはメジャーで、気軽に楽しめそうなものばかり。ただ、あらためてスタートするにはちょっと王道すぎる気もしますよね。ジョギングやジムなどのスポーツ系なら始めがいがありそうですが、これまで運動をしてこなかった人や運動が苦手な人にはハードルが高いかもしれません。

そこでおすすめしたいのが、「一眼レフカメラ」

「えっ! 難しそう…」と思った人、多いと思います。「機械オンチだし!」「センスないし!」という人もいることでしょう。でも実は、一眼レフカメラこそ、今から始めるのにぴったりな趣味なんです。

一眼レフカメラを趣味にするといい、5つの理由

①自分のペースでできる

たとえばスポーツは場所や時期が限定されがち。チームスポーツであれば、人数が揃わないとできないことも多いです。一方でカメラは、場所も時期もまわりの人も関係なく、自分が撮りたいと思ったときに自由に撮ることができます
年齢を重ねると続けにくくなる趣味も多いなか、何歳からでも始められて、一度始めてしまえば生涯楽しめるというメリットも。筆者の父は還暦を過ぎてから一眼レフカメラを始め、70歳近い今でも愛用カメラとともにいろんな場所へ出かけています。

②ランニングコストがかからない

「カメラってお金がかかりそう」と思っている人もいるかもしれませんが、かかるのは最初の数万円だけ。カメラ・レンズ・SDカード・レンズ保護フィルターのマストアイテムさえ揃えれば、ランニングコスト0円でも続けられます。腕が上がってきてプラスアルファの道具がほしくなったら、そのときに買い足せばOK。
ジムに通うとだいたい月額5000円〜1万円、習いごとも入会費や月謝がかかりますし、遠出のスポーツや旅行ならそのたびに出費がかさみます。「通」な感じがするのにお金をかけなくてもできる趣味、それがカメラなんです。

③何気ない日常が愛おしくなる

スマホでも写真は撮れますが、一瞬で簡単に撮れてしまうので、画面越しに被写体をじっくり見ることはあまりないですよね。
一眼レフカメラは、ファインダーやモニターを覗いて、好みの写り方を調整しながらしっかり構えて撮ります。そのため観察力が高まり、普段は気づかないような些細なことにハッとさせられることが多々あるんです。
季節の移り変わりを肌で感じたり、名前も知らない花の存在に気づいたり、子どもの成長に驚かされたり…。カメラを通すことで、当たり前に通り過ぎていた日常が新鮮に感じ、大切さをあらためて実感できるようになります

④趣味がさらに広がる

カメラが手もとにあると、「こんな写真を撮ってみたい!」「見たことのない絶景をカメラに収めてみたい!」という意欲が出てきて自然と行動範囲が広がります。出不精だった人がカメラを始めてから頻繁に出かけるようになり、気づけば休日は日本中を旅してまわっていた…なんて実例もあるくらい。
行動範囲が広がると、今まで知らなかった土地や風景、お店、人、価値観などとの出会いが増えます。山に写真を撮りに行ったことがきっかけで山登りが好きになったり、料理の写真を撮り続けるうちに自分でも凝った料理を作るようになったりと、新しい趣味ができる可能性も
ほかの趣味と相性がいいことも、カメラの魅力のひとつです。

⑤作品を気軽に発表できる

撮影した写真は、SNSなどで気軽に発表できます。Instagramが発表した、2017年に日本で人気のあったハッシュタグのランキングによれば、2位が「#写真好きな人と繋がりたい」、4位が「#ファインダー越しの私の世界」と、写真に関するハッシュタグが上位にランクイン。
Instagramにアップした写真が話題になり、写真集出版のオファーが来たり、プロのフォトグラファーに転向したりする例も増えています。作品をみんなに見てもらえるだけでなく、趣味が仕事になるチャンスもあるなんて、夢が広がります!

一眼レフカメラは、たった「3つ」のことを覚えるだけでOK

「一眼レフカメラの魅力はわかったけど、難しくて私にはムリ!」というあなたに朗報です。
一眼レフカメラは、難しくありません。専門知識もセンスも必要ありません。たった「3つ」のことを覚えるだけで、スマホカメラでは撮れない、実にさまざまな世界観の写真を撮ることができるんです。

その3つのポイントは、今年1月に発売された『カメラはじめます!』で紹介されています。著者はイラストレーター兼キャンプコーディネーターのこいしゆうかさん。国内外で絶景を見てきたのに写真がまったく残っていないという後悔から、フォトグラファー鈴木知子さんのレクチャーのもと一度挫折した一眼レフカメラを再び手にするという、マンガ仕立てのとってもわかりやすい本です。

実際の写真例もたくさん掲載されているのですが、3つのポイントをおさえる前と後では、仕上がりが一目瞭然。たとえば「一見何もない場所から、キラキラの宝石を写し出す」といった魔法のような撮影テクニックも、ポイントさえ知っていれば簡単に駆使できてしまうんです。
カメラの選び方から紹介されているので、完全にゼロからのスタートでも大丈夫。ちなみに筆者はこの本をきっかけに、10年近く前に買って挫折した一眼レフカメラを引っ張り出し、あれこれいじって楽しんでいます。

カメラは、年齢も性別も国境さえも超越する趣味。「趣味ができた」という喜び以上のものをたくさん与えてくれるはずです。ちょっとでも興味が湧いたなら、さっそく一歩を踏み出してみませんか?
(文 三橋温子)

(画像提供:iStock.com/Nastia11/Sjale/izusek/michaeljung/Kangah)

この記事は、”カメラはじめます!” こいしゆうか(著)/鈴木知子(監修)の新刊コラムです。


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