夫を家事メンにする方法 男性にはロジカルアプローチのほうが効く

平成27年度版男女共同参画白書によると、日本人男性の家事時間は、他の主要先進国に比べて約3分の1程度ということがわかりました。日本人男性は、家事育児の経験不足からスキルが低い傾向にあります。そこで夫を家事メンに変身させる方法をご紹介します。

なぜ夫は妻の期待通りに動けないのか?

夫に「お風呂をキレイにしといて」とお願いしたら水で流しただけだった。「夕飯を作って」とお願いしたら、台所の流しがとんでもないことになっていた。こんな経験がある妻は多いはずです。

そもそも女性は「感覚や感性」を司る右脳が優位なため、女性同士の会話なら感覚的な言葉でもイメージを共有しやすいですが、男性の場合「論理的思考」を司る左脳が優位なため、「キレイにしといて」などの抽象的な指示では、なかなか妻の思う通りには動けません。そもそも、家事のスキルが低い場合、具体的な手順や段取りについて理解していない可能性があります。
そこで、知的家事プロデューサー本間朝子さんの提唱するメソッドの中から、男性でも取り入れやすい家事術をご紹介します。

リビングが散らからないコツ

ゴミ箱の近くにハサミをセットする

郵便物を溜めないためには、帰宅したら、すくに処理するのがいちばん。このとき、 ゴミ箱とハサミかセットになっていれは、いらない郵便物をその場で捨てることかできます。このセットのそばに書類の保管場所かあると、さらに片づけもスムーズにいきます。ハサミが自宅に1本しかないというご家庭は、ぜひ場所ごとにハサミを置いてみましょう。

【例】
ハサミ + 台所 ☞ 食品の封を切るために。
ハサミ + 古新聞や段ボールの収納場所 ☞ 新聞や段ボールをひもで束ねるために。
ハサミ + クローゼット ☞ 新品の服・靴下のタグや、ほつれを切るために。
ハサミ + 洗面所 ☞ 洗剤の詰め替えやサンプル品の開封用に。

このように、使用頻度の高いものは家に何個あってもいいと考えると、「ハサミどこだっけ?」と探す手間も省けます。

玄関に鍵やハンカチなどの出発セットを置く

外出するときに必要な鍵や定期券、腕時計などの置き場所を玄関に作ると、出がけに探しまわることがなくなります。帰宅後は、玄関の決まった置き場所に戻せばOK。リビングやダイニングが散らかることもありません。「あれどこいった?」がなくなります。
玄関に置いておくと便利なものは人によって異なるはず。一度、自分の持ち物を点検してみましょう。

【例】
ICカード 乗車券 鍵 腕時計
社員証  幼稚園の入園証や小学校の入校証
ハンカチ、ポケットティッシュ、マスク など

効率的な掃除のコツ

キャスター台を活用する

掃除のたびに床に置いた観葉植物やゴミ箱を移動させて、もとの位置に戻すのは大変です。そのつど流れがストップして、モチベーションも下がります。キャスターのついた台の上にのせておけば、片手で移動させられるのでとってもラク。ゴミ箱や収納ボックスを購入する際には、キャスター付きかどうかをポイントにするのもおすすめです。キャスター単体だけでも販売されています。すでに愛用しているゴミ箱や収納ボックスの底に、市販のキャスターを強力両面テープでつけてもいいでしょう。

コンセントのコード類は宙に浮かす

コードやケーブルの整理に手を焼いている人は多いはずです。床にはわせてしまうと、一瞬で掃除するのが面倒な場所になり、大掃除で苦労するハメになります。そうならないように日ごろの延長で掃除できるようにしておきましょう。ポイントは「電源タップ」。床に置かず、 家電を置いた家具に取りつけ、コードは丸めてケーブルタイで留めて。浮いた状態になり、グッと掃除しやすくなります。コード類を宙に浮かせたら、家具と壁のすき間を掃除機やフロアワイパーか入る幅に空けておきましょう。コードがないので掃除しやすく、ホコリが溜まりがちなテレビ台の裏もいつもきれいにしておけます。

調理中は濡れた布巾を持って冷蔵庫の開閉をする

濡れた手で冷蔵庫を開けたり、油でベタベタな手で食器棚を開けたりして、台所まわりの取っ手は、意外と汚れています。だからといって、いちいち拭き掃除するのも面倒です。 調理中に濡れた布巾やタオルを持った手で、開閉してみましょう。手が直接触れず、汚れがつきません。ついでにサッと拭くこともできます。食器棚の開閉やコンロの火加減の調節をするときなども、布巾を持ってやると台所まわりのべたつきや汚れが減らせます。

洗濯の量を減らすコツ

シャツの袖口と前身ごろのボタンを留めて洗濯する

干す際に洗濯物が絡まっているとイライラしますよね。絡まる原因は、袖。男性シャツの場合、袖の長さは両腕合わせると約150cm。これが洗濯機の中で四方八方に広がるため、いろいろな物と絡まり合うわけです。ポイントは脇を締めること。袖口のボタンを前身ごろのボタン穴に留め、洗濯中に袖がヒラヒラしないようにすれば、絡まりを防げます。洗濯物はまとめてドンッと入れると絡まりやすくなるので、ひとつずつ洗濯槽に入れるようにしましょう。また、衣類が多いと絡まりやすくなるので、入れる量は洗濯槽のサイズに対して7割以下に。さらに柔軟剤を入れると絡まるのを軽減する効果があります。

布団は外で干さなくてもいい。

布団は外で干さなくても、日当たりのいい室内で充分乾燥できます。天気のよい日に窓際にイスやテーブルを置いて、その上に布団をのせましょう。フカフカになります。羽毛布団なら綿と違って頻繁に干す必要がなく、月に2回くらい1〜2時間干すだけでOK。時間がなければ、起きたときに掛け布団を半分めくっておきましょう。頭側と足側を日替わりで交互にめくれば、湿気がまんべんなく抜けます。

シワがついた衣類は、入浴後の浴室につるす

シワがついてしまった服は、入浴後、湿気のあるうちに浴室にかけてみましょう。ジャケットやスカートなど、 30分〜1時間程度でシワがなくなります。シワの気になる部分に軽く霧吹きをしておくとさらに効果的です。その間、換気扇はまわさずに。浴室から出したら風通しのよい場所で陰干ししましょう。浴室で干せない場合は、市販のシワ取りスプレーを使ってもいいですね。ジャケットやスーツを連続で着用したり、脱ぎっぱなしにしたりするのはNG。 シワが寄り、型くずれの原因になります。一日着用したらサイズに合ったハンガーにかけて霧吹きをします。それから陰干ししてシワを取りましょう。アイロンがけが減らせます。

ムダな家事を減らせば家族の幸せな時間が増やせる

サンクチュアリ出版から1月8日に発売の書籍『ムダ家事が消える生活』では、知的家事プロデューサーの本間朝子さんが、いつものやり方や生活習慣をちょっと変えるだけで、家事のムダがごっそり減らせるコツを115個紹介しています。今回の記事でご紹介したようにロジカルなアプローチ法ばかりなので、なかなか家事をやってくれない夫でも、すんなり取り入れられるはずです。ぜひムダな家事を減らして、幸せな家族の時間を増やしてください。

(画像提供:iStock.com/Peopleimages/KatarzynaBialasiewicz/skynesher/Jevtic/johnnyscriv/PonyWang)

この記事は、”ムダ家事が消える生活” 本間朝子(著)の新刊コラムです。


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