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不安な恋は卒業!ネガティブ感情との上手な付き合い方/YUKA&れいたま

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恋愛中の女性を襲う、さまざまな不安。実は、この気持ちといかに付き合うかが、願いが叶うかどうかの分かれ道なのです。大失恋からの復縁、結婚を経験した2人が、引き寄せの法則や潜在意識だけじゃない、ネガティブな感情との上手な付き合い方を伝授します。

「ネガティブ感情」は怖くない!

れいたま:
引き寄せの法則や潜在意識のことを少しでも知っている人は、「いつでもいい気分でいましょう、ポジティブでいましょう」と言われて、自分もそうであろうと努めていらっしゃることでしょう。

しかし、「こうなりたい」と思うことに対して、「叶わなかったらどうしよう」という不安な気持ちも必ず湧いてくるもの。今回は、このネガティブな気持ちも、大切な感情のひとつだということをお伝えしたいと思います。

不安な気持ちも、自分の大切な感情のひとつ

たとえば、「彼と結婚したい」といった願望に対して、「そうならなかったらどうしよう」「そんな簡単にうまくいかないはず」という感情はセットになっています。雨の日があって、晴れの日がある。昼があって、夜がある。すべてのものごとに表と裏があるように、両方が存在していてひとつなのです。「ワクワク」と「不安」は対になっていますから、ネガティブな感情は一生消えません。

そもそも、不安がなくなるから願いが叶うわけではありません。消えないものを消そうとするのは大変な作業です。だから、ネガティブ感情も自分の中にある大切な感情のひとつであり、消さなくていいんだと思っていてください。「ワクワク」がよくて、「不安」がダメだというのは思い込みであり、どちらも感情のひとつでしかありません。

逆に、不安という感情がなくなったら怖いと思います。たとえば、インフルエンザの予防接種を受けるのも、「怖い」「風邪を引きたくない」という気持ちがあるからこそ。これが、病気の予防につながるわけです。

不安を紐解くと、「傷つきたくない」「つらい経験をしたくない」「悲しい思いをしたくない」という自分の感情が見えてきます。そうなりたくない、そうなったらつらいという感情を拾うことで、自分を守っているわけですから、むしろいいこととも言えますよね。

「頭をよぎった程度」のことは、現実化されない

YUKA:
ただ、引き寄せの法則の本には、「ネガティブな感情はよくないことを引き寄せる」などと書かれています。だから、引き寄せや潜在意識を知っているみなさんは「ネガティブ感情をなくそう」と努力されているのでしょう。

れいたま:
「思考が現実化する」と言いますが、瞬時に現実化するわけではありません。たとえば、「事故に遭ったら嫌だな」と思ったから事故に遭うわけではありませんよね。潜在意識に刻まれたことは現実化していきますが、ふと頭をよぎった程度のことは現実化されません。

「ごはんを食べよう」「歩いて行こう」といった、私たちが自覚できる顕在意識は全体の5%で、残りの95%は潜在意識だと言われています。自分で繰り返し思い込んだこと、つまり思い込みや思考のクセはこの潜在意識に蓄積されていき、これが外側に反映されて、やがて現実化していきます。

ただし、思い込みやクセには相当な繰り返しが必要です。だいたいの人は、四六時中その不安なことを考えているわけではなく、ふとしたときに嫌な妄想やイメージが湧いてくる程度のはず。「こうなったら嫌だな」「こうならなきゃいいな」とポッとよぎったぐらいでは、よくも悪くも、それが潜在意識に刻まれることはありません。

ネガティブ感情との上手な付き合い方

YUKA:
ネガティブな感情になるのは怖いことではありません。そういう感情があるのは自然なことですから、上手に受け入れてあげることが大切です。

そのためには、自愛——自分の内側を満たしていき、「私は大丈夫だ」と思える感覚を養っていきましょう。そうすれば、不安になることがあっても、「そんなときもあるよね、でも大丈夫だよね」と思えるはずです。

自分のことを大切な存在として扱う「自愛」

そもそも「自愛」とは何でしょうか。ワクワクする予定を入れるとか、趣味をがんばるとか、「自分を高めるために、何か特別にプラスのことを与えてあげること」だと考えている方が多いのですが、そうではありません。
自愛とは、「大好きな彼と同じぐらい、自分のことを大事にしてあげましょう。大切な人として扱いましょう」ということなのです。

たとえば、大好きな彼や友人が落ち込んでいたり、不安な気持ちになっているときに、どんな声をかけますか?「ダメだよそんなんじゃ、よくないことが引き寄せられるよ」なんて、絶対に言わないと思います。
その人に寄り添い、気持ちを受け止めてあげたうえで、「そんなことがあったんだ、つらかったね。大丈夫だよ、なんとかなるよ」などとプラスな言葉がけをするはずです。

ネガティブな感情が出たときに、自分に対して「ネガティブになった。ダメダメ」とダメ出しするのでは、自分のことを大事にできていると言えるでしょうか? これでは、自分のことを苦しめている状態であり、心地よくありません。どんなにプラスのことを自分に与えても、自分の心は傷ついたままです。

自愛とは、自分のことを大事な存在として扱ってあげること。ですから、自分に対しても、彼や友人にかけるような言葉をかけ、寄り添ってあげましょう。自分の感情を絶対に否定しないことが大切です。

Q.「自愛をしていても願いが実現しません」

YUKA:
確かに私たちは、「願いを叶えるためには自愛が大切です」とお伝えしています。でも、幸せな結婚がしたい、復縁したい、恋愛や仕事など、何らかの「叶えたい目的」があって、そのために自愛しようとすると、「やっているのに叶わない」ことが気になって、楽しくなくなってしまいます。

A.「願いを叶えるために自愛する」のは本末転倒

自愛とは、何かを叶えるためにやるものではありません。ただ、自分が日々穏やかに、心地よく過ごすために、自分のためにやってあげることであり、そうすることでエネルギーの状態がよくなって、その結果として願い事が叶うのです。「叶えるために自愛する」という反対の発想だと絶対に苦しくなります。

Q.「ネガティブな感情とどう付き合っていけばいいでしょうか」

れいたま:
まずは「受け入れる」ということ。つらいときには、「そんなことがあったらつらいよね、しんどくなるよね」と、自分のそのときの気持ちを取り出してあげましょう。

特に女性はそうだと思うのですが、「何もしてくれなくていいから、ただ話を聞いてもらえるだけでうれしい」という感覚ってありますよね。これを自分でやるのです。
要するに、「自分の感情を無視しない」ということ。受け入れることで安心感が生まれ、少しだけ気持ちがフラットな状態に戻ってくるはず。このワンクッションが大事です。

A.自分の感情を無視せず、まずは受け入れること

YUKA:
自分のネガティブな状態を上書きして、なんとかポジティブに持っていこうとしても、心の奥底に不安やモヤモヤは残ります。潜在意識の、気づかない部分では苦しいはずです。そういう“上書きの自愛”=ポジティブ変換は、やっても意味がありません。

大切なのは開き直りです。不安になることは、全然悪いことではありません。まずは「不安になって当たり前だよ、だってこんなことがあったんだもん」と受け入れ、そのマイナスの感情をしっかり感じ切りましょう。自分の感情を「なかったもの」にしないことが大切です。

「感じよう」としているときは、確かに心地いい状態ではありません。でも、「ネガティブになっちゃダメだ」と自分にダメ出しをしているときと、「ネガティブになってもいいよ」と自分にOKを出してあげて感じる不安では、その心のあり方は大きく違います。開き直って不安でいるのは、ダメ出しをされているよりも楽なはずです。

「落ち込む期間は決めていますか?」という質問もいただきますが、問題の大きさや、自分の状態によって変わってきます。もしなかなか抜け出せないのであれば、自分に何かメッセージが送られているとも言えるでしょう。「自分はどうしたいのか」をじっくり考える期間です。

いい意味で開き直り、「不安は怖くない」と思えるようになると、落ち込む期間も短くなっていきます。落ち込んでいるのがもったいないと感じるようになり、「もういいや。自分のために時間を使ってあげよう」と、自然と切り替えができるようになるはずです。

れいたま:
苦しい、つらい出来事から、無理に楽しさを選びにいこうにすると、そこには葛藤が生じます。心と違うことをしているので、逆にどんどん苦しくなっていく。でも、そこに「(不安を)感じ切る」というワンクッションを置くことで、「それでいいんだ」と安心することができる。その後の切り替えもうまくいき、幸せも見つけやすくなります。これは実践的な話なので、ぜひ今日からやってほしいですね。

Q.「不安をどう捉えればいいでしょうか」

YUKA:
「ずっとこのままひとりだったらどうしよう」「素敵な人にめぐり会えるのだろうか?」「私、結婚できる?」——これらの不安は、時間軸がずれてしまっています。起きてもいないことを想像して、勝手に不安になっているのです。

確かに、未来に対する不安は、「傷つきたくない」という一種の防衛本能であり、自然なもの。でも、今この瞬間にどんなに考えても、答えは出ません。どうなるかわからないことばかりを考えるのは、もったいないですよね。

そういうときは、「自分がどうなったらうれしいのか」を改めて考えさせてくれる素敵な機会だと捉えてはいかがでしょうか。「どんな結婚がしたい?」「どんな人に出会えたら幸せになれるの?」「なんで結婚したいの?」と、自分自身で改めて考えるチャンスだと思って、不安と向き合っていきましょう。

そして、彼がほしいときは「素敵な人は本当にあらわれるのか?」だったのが、付き合ったら「もし別れを告げられたらどうしよう?」、結婚したらしたで「このまま幸せが続いていくのかな?」——いくら状況が変わっても、不安な感情は消えません。願いが叶ってもまた生まれてくる、ごく自然な感情なのです。

A.「自分がどうなったらうれしいのか」を、改めて考える機会に

なるべく感じないように、考えないように心がけても、思考は単純なので、消そうとすればするほど出てきます。だから、排除しようとせず、受け入れる。そうすると必要以上にフォーカスされなくなるので、考える時間は自然に減っていくはずです。

受け入れる段階を経て、安心感が芽生えてきたら、「じゃあ、どうしていきたいのか?」、つまり理想の未来に意識を向けてあげましょう。不安とのお付き合いは、この繰り返しです。消すことはできませんので、向き合う機会だと考えて、上手にお付き合いしていってほしいですね。

Q.「落ち込んでいるときはどうすればいいですか」

れいたま:
人間ですから、浮き沈みがあるのは当然のこと。誰しも、いい気分でいられる日もあれば、沈んでしまう日もあります。感情に波があるのはごく自然なことであり、悪いことではありません。

ですから、「落ち込んでいる=ダメ」ではなく、どうしたら楽になれるかという、自分なりの方法を知っておくことが重要です。これは、人によって違います。スッキリするなら、思い切って泣いてしまうのも自愛のひとつです。泣くことにはマイナスのイメージもありますが、まったく問題ありません。

A.自分が楽になれる、自分なりの方法を知っておこう

YUKA:
あたたかいカフェラテを飲むとか、ささいなことでいいんです。お菓子づくりに没頭したり、運動したりして、落ち込んでいることを忘れる時間を増やすのもいいでしょう。
また、心と体はつながっていますから、心がダメなときには、体から整えることも大切です。寝る、お風呂に入る、美味しいものを食べるというのもいいですね。

れいたま:
この対処法を知っている人には、幸せな人が多いですね。自分の機嫌を取れるポイントを知っていると、すぐに気持ちを切り替えられますから。

Q.「嫌なことが起きたときは、どうしたらいいでしょうか」

れいたま:
「彼に冷たくされた」「連絡が来ない」といった嫌な事実に対して湧き起こる感情を、まずは受け入れましょう。嫌なことがあったら「いや、でも大丈夫だよ。私、幸せだよ」とは思えないはず。
「つらい」「苦しい」というのは、ごく自然な感情ですから、「あんな態度を取られたら落ち込むよね」「連絡が来なかったらショックだよね」と、まずはその感情を取り出してあげましょう。

YUKA:
ただ、自分で勝手に妄想してしまっているだけの方も多いように思います。「連絡が来ない」という現実があるだけなのに、私のことを好きじゃないんじゃないか、私より仕事が大事なんじゃないか、他の女性がいるんじゃないか……と勝手に不安になっている。
「連絡が来ない」=悪だと自分で決めつけ、彼の気持ちまでも勝手に妄想して決めてしまっています。彼は「君のことが嫌いだから連絡しない」なんて、一言も言ってはいません。

その事実に対する感情を受け入れる。ただし“妄想”はNG

恋愛をするときに大事なのが「彼に不足を埋めてもらわない」ということ。彼がいることで、あるいは、彼から連絡をもらうことで自分の不足を埋めるというのは、彼から“奪っている”状態です。彼ありきではなく、「彼がいなくても幸せ、でも、彼がいたらもっと幸せ!」という状態でないと、本当に幸せな恋はできません。

「彼から連絡がほしい」というのは、「彼に不足を埋めてほしい」という状態。自分が満たされていれば、連絡が来なくても「今忙しいのかな? でも、私は大事にされているから大丈夫」と不安にはならないはずです。

肩の力を抜いて、プラス寄りに“傾く”ぐらいを目指そう

引き寄せの法則や潜在意識を知っていると、つい100%を求めようとしてしまいます。でも、これまでお伝えしてきたように、不安な気持ちは消えません。プラス寄りに“傾く”ぐらいのところを目指していけば、肩の力も抜けていいのではないかと思います。

復縁が叶う直前まで、不安だった私

れいたま:
私が彼と復縁したとき、それが叶う直前まで不安がありました。でも、6:4ぐらいの割合で「今の自分ならこれぐらい満たされていて、幸せだから大丈夫」という気持ちでした。

ネガティブになる頻度は、私たちもみなさんとそんなに変わりません。何が違うかというと、「ネガティブになることをダメだと思っているかどうか」だけです。ダメだと思っていなければ、問題になりませんから。

「不安な感情があるから幸せになれない」わけではない

YUKA:
私も不安になったり、もやもやした気持ちになったり、他人と比較して落ち込んだりすることもあります。でも、「その感情があるから、幸せになれない」とは思いません。確かに、そういう気持ちになっているときは嫌なものですが、その感情は当たり前だと知っていると怖くないのです。

まとめ

成功体験がないと、「不安な気持ちがあるとよくないんじゃないか」とどうしても思ってしまいがちですが、不安があっても願いを叶えている方は大勢います。不安・ネガティブな感情自体が悪いものではないと認識し、上手な付き合い方を見つけていきましょう。

 

(画像提供:iStock.com/TriggerPhoto)

YUKA&れいたま
株式会社LINOSTORY/フラワーサロンEnchanteFiore代表


2013年4月に2人でBlogを開設。
自身たちの大失恋からの経験をもとに、幸せな恋愛をするためのコツや日常を楽しく生きるヒントを発信している。
ブログで伝えている【究極の自愛】を実践して、幸せな恋を叶えた方々からの報告は数多く、大きな反響を得ている。

YUKA
1985年生まれ。
結婚直前での婚約破棄や愛されない恋愛を数多く経験。
『自分を1番に大切にすること』を実践。
その後は理想通りの彼と出会い、出会ってから8ヶ月でプロポーズ。
"好き"という素直な気持ちを大切にしながら、ありのままの私で愛される方法を伝えている。

れいたま
1986年生まれ。
彼との別れをきっかけに、潜在意識、引き寄せの法則に出会う。
自分の内側を整えることで、結果的に彼も変わり、彼との復縁&結婚を叶える。
いつでも真っすぐで、ポジティブな言葉は、多くの復縁希望者に勇気を与えている。
実体験を元に、潜在意識や引き寄せの法則を使って叶える方法をシンプルに伝えている。

 



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