当時22歳だった、著者は、アルバイト先で出会った彼女に、一目惚れし大恋愛をしてしまう。
ところが、彼女は、先天性の心臓病(拡張型心筋症*)のために、医者から宣告された余命は残り6ヶ月だった。
残された短い時間だけど、それでも一緒にいたい、彼女を最後まで守りたい。 彼女が大好きだった七夕の日に 「大学を卒業したら結婚しよう」と約束をする。
その約束が彼女の生きる希望だった。
日に日に弱りながらも、生き抜こうとする彼女の願いもむなしく、刻々と最期のときが忍び寄っていく。
「いつか生まれ変わっても遠い街のどこかでまた会おうね」
彼女が残した最期の言葉を胸に、悲しみにくれていく著者だが、彼女が残した手紙を読んで大切なことが何かに気付いていく。

純粋に、まっすぐに人を愛すること、
命の大切さを感じさせてくれる真実の物語。

 

*拡張型心筋症
心筋の細胞の性質が変わって、とくに心室の壁が薄く伸び、心臓内部の空間が大きくなる病気。その結果、左心室の壁が伸びて血液をうまく送り出せなくなったり、うっ血性心不全を起こす。拡張性心筋症の5年生存率は、54%、10年生存率は36%と極めて不良で、突然死の発生も稀ではない。心臓移植かバチスタ手術しか助かる方法はない。

 

1978年、愛知県生まれ。神奈川県在住。大手通信会社勤務。
同僚の薦めをきっかけに、2007年5月より2ヶ月に渡りmixiで亡き彼女との思い出を綴った手記「遠い街のどこかで」を連載する。
個人の日記にもかかわらず、口コミで広がり、最終章には1日に10万アクセスと超えた。
彼女の想いに沿って、印税は全て「世界の子どもにワクチンを日本委員会(Japan Committee Vaccines for the World’s Children)http://www.jcv-jp.org/」へ寄付をし、世界の子どもたちのために使用する予定です。

 

世界の子どもにワクチンを日本委員会

 

 2008年1月25日発売
 発行・発売/サンクチュアリ出版
 定価/1300円+税
 サイズ/B6変形・208ページ・ハードカバー

冊  

 


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