8/23(火)、『とことん調べる人だけが夢を実現できる』(サンクチュアリ出版)著者の方喰正彰さんと、
『複数の問題を一気に解決するインクルージョン思考』(大和書房)
『企画は、ひと言。』(日本能率協会マネジメントセンター)著者の石田章洋さんによる対談イベントを行いました
※方喰さんは普段は顔出しNGのため、ご本人に会える貴重な機会でした!
(写真は左から石田さん、方喰さん、サンクチュアリ出版編集部滝)
「仕事で自分の提案を通したい」、「自分の夢を実現したい」
そんなとき、鍵になるのが「情報」です。
方喰さんはリサーチ力に定評のあるビジネスコンサルタント、
石田さんは『世界ふしぎ発見!』『TVチャンピオン』などを手がける放送作家。
「調べること」が、仕事において欠かせないまさに情報収集のプロのお二人に、
普段の仕事で実践している、情報の調べ方から、提案のまとめ方、説得の仕方まで、余すことなく語って頂きました!
まずは、「情報収集」のポイントから。
石田さんは
、「集めた情報や思いついたアイデアを、ふせんにメモをしてノートに貼る」、方喰さんは
「自分宛にメールを送る」そう。
また、集めた情報はやみくもに使えばいいものでもありません。
石田さんが特に気にしているのは
「情報には、発信者のポジションがあり、それを見極める」ことだそうです。
例えばテレビ局によって、原発の考え方も、集団的自衛権の捉え方も、
もっと身近なところだとSMAPの解散についても(!)
立場が全然違うため、局によって台本も変える必要があるそうです。
それに対して私たちも、ただ受け身でいるのではなく
発信者の意図を押さえると、その情報の捉え方もまた違ってきますよね。
また、お二人とも仕事柄
常に企画を考えて、提案するということを繰り返しています。
みなさんの中にも、社内で企画をプレゼンしたり
営業で相手に何かを提案する機会がある人もいると思いますが、
自分の提案を通すためのコツは?
(方喰さん)
「数字データに頼らない」
逆説的だけど、人の感情と事実は、意外にもつじつまが合わないもの。
強力なデータで論理武装しても、相手の心が動かなければ、通らないので
相手の感情にも訴える必要があります。
相手がどういうメリットがあるかまで見せてあげるのが理想ですね。
(石田さん)
「勝算を見せる」
テレビの企画に不可欠なのは、実現可能性と新しさ。
企画をジャッジする相手に、勝算を見せる事がポイントです。
動物や赤ちゃん、アイドルネタはテレビの鉄板ネタですが
今さら動物を使って「天才!志村どうぶつ園」をやるわけにはいかないわけですよね。
この場合だと、動物を使う実現性と、今までになり新しさを組み合わせた
アイデアを提案するのが近道です。
我が社でも、本を作るにあたり、日々企画が出ては、ボツになり、またそこから新しい企画が出て・・
というのを繰り返している訳ですが、とても勉強になります!
お二人それぞれの視点から見た「情報」の捉え方、使い方について聴く事ができて、とても貴重な時間になりました。
最後には懇親会もあり、アットホームなイベントとなりました。
石田さん、方喰さん そしてご参加頂いた皆様
本当にありがとうございました!